第92回:新規ユーザー獲得方法あれこれ(緊急企画・補講)

「補講」ネタと見せかけた「緊急企画」です。きっかけは2019年度の東京ゲームショウで「アクション対魔忍」という作品が発表された事です。我が目を疑う超展開ですよ。


・新規ユーザー獲得のために

 独特の作風を展開している作者が新規ユーザーを獲得する為に、どういう行動をするのか……。あくまでもSNSを炎上させるような危険なネタ以外では、自分の作風で別ジャンルに挑戦するという事でしょう。丁度、上記事例の「アクション対魔忍」が該当しますよね。


 ちなみに「対魔忍シリーズ」自体は元々エロゲーです。DMMで展開している作品の中には一般向けもありますが、基本的には凌辱とか扱っているので人を選ぶのは間違いないでしょう。余談ですが、実写もありますので怖いもの見たさな人がいれば探してみてもいいですが……後戻りできなくなる事だけはご了承ください。


 そう言った題材を扱っているシリーズから、何を血迷ったのか更なる「一般向け」で投入してきたのが「アクション対魔忍」なのです。当然、メーカー側としては新規ユーザー獲得を狙っていますが、従来の作品ファンからは「止めておけ」とか「この作品は危険だ」と言う声も出てきそうな。元原作は上述した通りにエロゲーです。18歳未満の方ではプレイできません。それでなくても凌辱は人を選びます。自分もさすがに手は出していないジャンルですよ。


 ある意味でもエロゲー業界自体が色々と縮小しているからこそ、こう言う展開も必要と判断しているのでしょう。あの「イリュージョン」が一般向けのギャルゲーを出したら、それこそ話題にはなるでしょうが……他のメーカーと変わらないという様なツッコミも飛ぶかもしれません。


 似たような年齢層の違いで試行錯誤した作品と言えば「妖怪ウォッチ」シリーズの「シャドウサイド」もあります。こちらは元々キッズ向けな妖怪ウォッチのキャラをリアルにしたような感じで、キッズから中高生向けにしたような画風で最初の内は話題になりました。試行錯誤とは、こう言う事を言うのでしょう。


 小説で新規ユーザーを獲得するのに、「普段は書かない異世界転生でも書いてランキング狙う」とか「流行りの二次創作でユーザーを集める」な手法もあると思いますが、それは一時的な集客はあるかもしれませんが、長期的には失敗する危険性もある手段です。そのため、小説で新規ユーザーを獲得するには情報発信をしていく事や自分の作品をアピールする等、出来る範囲の事で行うのが一番だと思います。あえて「バズる」等の行動で悪目立ちをすると炎上するような展開にもなる可能性があるので、あまり自分の特色がなくなるような方法はとらない方がよいかもしれませんよ。



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