第79回:ある種の疑似体験(補講)

今回も小ネタです。補講ネタですので、あっさり終わります。


・体験がないと書けない物もあるのだが――

 上述通りに「体験」しないと細かい部分も書く事が出来ないとは、何度も言及しております。しかし、どうしても「体験」出来ない事を体験談などで補完するというケースも存在しますよね。


 未成年がリアルの自動車を運転する事は法律で禁止されています。免許が取れる年齢も決められているので、その年齢未満の人は自動車の運転は出来ませんよね。レースゲームや運転シミュレーターのような物で疑似体験は出来ますが、リアルで自動車運転講習でやるようなプログラムは出来ません。


 この場合は体験談などを参考にして書くしかないでしょう。F1のようなレース中継等を視聴する事も、別の意味でも体験した事になりますので、それを参考に作品を書く事も可能です。Aが体験できないならBで代用するという事でしょうか。

(他にも代行事例はあるかもしれませんが、敢えて割愛。各自で調べる事をお勧めします)


 どうしても自動車レース物を書きたいが、運転免許は取れない……と言う事でこのジャンルを断念するのは簡単でしょう。しかし、リアルで車の運転は出来ないかもしれませんが、レースゲーム等で代用して「レースゲームのプロゲーマーを目指す」や「レース用の自動車玩具でナンバーワンを目指すホビー物」という別案も思いつきませんか? 更に言えば、自動車で無理ならば別の物でレースをさせれば早いのでは……というパターンもあるでしょう。


 体験できないのでそのジャンルは諦めるしかないのでは……と思っている人は別のネタで類似するジャンルの作品を作れないか考えてみましょう。ある意味でも発想の転換ですよ。

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