第57回:逆の発想(補講)
少し前に、GTAシリーズのような作風はキッズ系に向かない的な話をしたと思いますが……。さっくり終わる補講ネタです。
・逆転発想
例えば、料理漫画等で料理をどの部分から作るのだろう……と言う人もいますよね。普通に材料は用意されている状態で料理バトルになるような物、料理に使う素材を厳選する所から始める物、挙句の果てには料理の素材から作るような物もあると思います。それは書き方によりますし、何処からやるかによって作者のロケハン能力等も問われるでしょう。素材から作るパターンは、一歩間違えれば話が長くなり、肝心の料理に到達せずにエタる危険もあるのでご注意を。
上述した事例、GTAシリーズのような作品はキッズ系に向かないのかと言われると、それは演出方法にもよります。昔の作品では許容されていた演出も近年の倫理規定に合わせて、止む得ずカットされるケースも。
だからこそ、今の時代に合わせたバージョンとして作るのには、題材として悪くないと思いませんか? それこそ、新撰組や戦国武将、三国志と言ったような昔の題材で、学園ものにしてしまうとか、ゲーム物にするとか、ホビー物に変えてしまうのもありでしょう。
GTAはクライムアクションと言う事で、主に扱われる題材は犯罪です。舞台も架空の都市ですが、分かる人には何処かは把握できるでしょう。それを異世界転移に利用し、マフィアではなく裏で様々な悪評を持つ貴族などを異世界転移でやってきた主人公が「この世界って、まさか?」的な切り口で描く異世界ファンタジーだってありなのです。要するにどのような箇所を調理し、それを上手く今の時代に合わせられるか、なのですよ。
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