第53回:バランスブレイカー(補講)
以前にゲーム物の解説でバランスブレイカーに関して解説しました。小説でも意図しないバランスブレイカーはいる物ですよね。
・バランスブレイカー
あまりにも多すぎるとゲームとしては楽しさも半減するバランスブレイカーの存在ですが、小説でもあるのでしょうか? 小説や漫画等の作品では意図しないチートキャラが該当するでしょう。なろう系であるような能力を与えられた系のチートキャラは、意図的な設計に含まれます。これが意図しないバランスだったら大変ですよね。実際に作者でも操作が難しいキャラなんて、話が勝手に動くのようなパターンではないですが……。
少し前にやったゴルフのホールインワンで無双する選手の事例も、一種のバランスブレイカーです。あまりにも話として成立させるには難しいですので。話の途中からホールインワンが連発しなくなる、体調不良で大会欠席等の反動があってもおかしくはありません。ある意味でもハプニングや欠点もワンセットにしないと小説等のバランスブレイカーは成立させるのが厳しいのでしょう。出番が終盤だけで少ないという様な物もバランスブレイカーではよくある事です。
ゲーム作品の中には設定ではアフターリスクが色々とあるのに、実際のプレイではリスクが一切ないというのもあります。これは諸般の事情があるのかもしれませんが。ゲームのバランスブレイカーはアフターリスクが一切ないようなケースが多いのは……お察しくださいという方向で。
小説等の場合、せっかくのリスクを設定した以上は描写しないと設定の後出し等と言われかねません。それは過去のノウハウ参照の事。とにかく、重要なのはこうしたバランスブレイカーを出さずに小説を成立させる事が重要なのでしょう。推理サスペンスでバランスブレイカーな探偵と書いたら、さすがに設定ミスを疑いますよね?
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