第24回:セールスポイント(補講)
補講ネタ再びな展開ですが、あっさり終了系です。
・セールスポイント
皆さんは登場人物のセールスポイントを、何処にしていますか? 性別だと「逆ハーレム」とか「女子オンリー」とか「女主人公」とか……そう言う事例がありますね。あまりにも有名事例があり過ぎて、セールスポイントとしては弱いかもしれませんが。
年齢だと「豪血寺一族」と言う格闘ゲームで、当時に前代未聞な主人公が出ました。こちらに関してはネタバレの関係もあって、各自検索でお願いします。この作品、一族というタイトルもあって……登場人物全てが血縁関係者という設定もありますが。
体格もセールポイントにするならよっぽどな設定ではないと、弱いと言わざるをえません。「動けるぽっちゃりキャラ」も最近は何人か出ている関係上、突出した設定ではなくなっています。「低身長の巨乳キャラ」も「グランブルーファンタジー」のドラフ族で多く出ている様な印象もあるでしょう。
職業はどうでしょうか。異世界転移及び異世界転生では異世界に行く前の職業などもアピールポイントになっているようですが、異世界でその肩書が役に立つかは作品によります。現代世界でも「ドクターでゲーマー」という「仮面ライダーエグゼイド」等のように作品に直結しないとアピールポイントは低くなるでしょうか。
経歴は、ここで語るまでもないですね。他のアピールポイントと被る可能性もありますし、被らないとしても蛇足設定になる可能性も非常に高い箇所なので、慎重になるでしょうか。
作品の世界観に触れるのはどうでしょうか? 異世界転移や異世界転生ではファンタジーメインが多いでしょうが、そこに「ゲートを抜けたその先は、ファンタジーではなく戦国時代でした」みたいな不意打ちでも読者にとっては「異世界あるある」みたいに思われる可能性は高いです。
現代でやるとしてもよほどの作品ではないと目立ちません。「聖地巡礼条例が施行された日本で、聖地巡礼バトルロイヤルが始まる」と書いても、聖地巡礼がどのような物か理解していないと、まずはどのような作品なのか分からない事も多いです。ニュースで見るようになった流行語対象にノミネートされたような単語でも、クイズ番組などで出てきて「そう言う物なのか」と知る人だって多いはず。
そう言った事例もあるので、セールスポイントは作者によって異なる感性が働くと言えます。おそらく、一番回答を出しにくいテーマと言えるのかもしれません。
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