研究資料27頁目 ボルディリアータについて

【名前】

 ボルディリアータ

【分類】

 ヒガンバナ科ボルディリアータ属

【気候・地域】

 嵐の時期のスップ草原などで広くみられる

【季節】

 乾季に開花する多年草たねんそう

【特徴】

 開花すると黄色から白色の花を咲かせ、その花びらは輪生状に外向きに並んでいる

 くきの高さは三〇~五〇ナンファルト

 寒季のみ、栄養を確保するべく地面にうように葉が生えて光合成を行うが、暖季になると枯れてなくなる

 中心にあるしべが突出とっしゅつして長く、その長さは一〇ナンファ程度

 乾季の嵐の時期に開花し、草原に落ちた雷を吸収しては帯電し、外敵からの身を守る

 帯電期間は一週間弱程度。その間に子孫を増やすべく嵐の風に種子を運ばせて受粉する

 この特徴から、別名『雷花らいか』とも呼ばれる

 普通に触れる程度には影響はなく、摂取せっしゅすることで舌の麻痺まひからひどい時には全身の痙攣けいれんなどに発展する

 ヒガンバナ科であるが毒性はない為、帯電していなければ食べることも可能であるが、開花時期でないと美味おいしくないらしい。ちなみに上述じょうじゅつの通り、開花は乾季の嵐の時期である。また、どのように調理しても電気は消えないので、食す時は自己責任である

 白雷獣ビラジャンシンはその身に雷をたくわえ、身体機能を向上させる特性から、帯電した草、特にボルディリアータを好んで食べる

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