研究資料14頁目 カルサ山について

【国】

 ジスト王国

【土地】

 カルサ山

 タルタ荒野の中央部。ふもとからの高さはおおよそ一五〇〇ファルト

【気候】

 暖季、暑季、乾季、寒季の四季があるが、雨季はなく、年間の降水量も少ない

 乾季から暖季初頭に掛けて、北からの乾燥した風が吹き込むことから、湿気は少なく、年間を通して乾燥している

【生物】

 シカやヤギなどの草食動物と、キツネやオオカミといった肉食動物も生息している

 かつては炭鉱として機能していたが、その他の鉱石も含まれていることから鉄火竜てっかりゅうの縄張りとなっていることもあり、稀に鉄火竜同士での縄張り争いが起こっていることがある

【植物】

 乾燥に強い多肉植物が多く自生している。また、種類は少ないが草花も数多く生えている

【備考】

 ルックカの北部、王都レガリヴェリアの西部に広がるタルタ荒野のほぼ中央に位置する山。二〇〇年以上昔には炭鉱としてさかえており、国の犯罪者を集めて犯罪者奴隷どれいとして開拓を進めていた。当時より以前は金属の鋳造ちゅうぞう、加工の為の燃料として重宝されていたが、王都の南東部にも地表近くに炭層が発見されたことで危険が多い坑内掘りよりも比較的安全な露天掘りへと切り替えることとなり、カルサ炭鉱は閉鎖された

 後に、安定した火力が出せる魔石の開発により、石炭の採掘事業そのものが縮小されているが、ドワーフの中には石炭の方が良いとする意見もあり、小規模ながらも、現在は王都南東部で採掘は継続されている模様である

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