研究資料6頁目 タルタ荒野について

【国】

 ジスト王国

【土地】

 タルタ荒野

【気候】

 暖季、暑季、乾季、寒季の四季があるが、雨季はなく、年間の降水量も少ない

 乾季から暖季初頭に掛けて、北からの乾燥した風が吹き込むことから湿気しっけは少なく、年間を通して乾燥している

【生物】

 シカ、ゾウ、キリン、ウシなどの草食動物から、ライオン、ハイエナ、ハゲタカなどの肉食動物がいる

 乾燥しているが気温は安定しており、えさとなる草食動物もいることから小飛竜しょうひりゅう闘飛虫とうひちゅうが縄張りを持っていることが多いが、身を隠す場所が少ないことから夜猛鳥やもうちょうはいない

 また草食動物に混じって、足蹴鳥あしげちょうの群れが十数頭程度ごとにまとまり、それぞれ縄張りを持って生息している。それを狙って狼鳥竜ろうちょうりゅうも数頭の群れを作って生活している

 矛盾竜むじゅんりゅうも草食動物の周りに出没することがあり、ゾウの隣で草をむしばむ姿が見られる

 荒野中央部にあるカルサ山には鉄火竜てっかりゅうが縄張りとしていることが多く、離れた場所だからといって油断していると、襲撃を受ける危険があるので注意

 鎌足虫かまたりちゅう蔓鞭植まんべんしょく覇王竜はおうりゅうといった凶暴な肉食怪物モンスターも生息しているので、不自然な穴などを見つけたら無闇に近付かないように

 壊滅かいめつした集落や、町の跡地には荒小鬼こうこおにが住み着いていることがある

【植物】

 一応少ないながらも川の水がれることは滅多めったになく、種類も量もさほどある訳ではないが、川沿いであれば草木もしっかり育っている。川から少し離れると、乾燥した大地が広がるので、サボテンなどの多肉植物が目立つ

【備考】

 ルックカの北部、王都レガリヴェリアの西部に広がる荒野。荒野のほぼ中央にはカルサ山がある。二〇〇年以上昔には、この山から豊富ほうふな石炭が採掘さいくつ出来たことからふもとには町があり非常ににぎわっていたが、現在採掘は行われておらず、かつての賑わいもない

 かつての町は打ち捨てられ、少し南下した所にルーバル村を築き、そこで人々は生活するようになった。主な住人は鉱夫の子孫であるドワーフ族や人間族に一部獣人族、そして乾燥に強い蜥蜴人リザードマン族が生活している

 他にも小規模ながらも荒野全体に炭層や鉱脈は存在している為、それを求めて多くの小さな集落が荒野全体に点在している

 危険な怪物が跋扈ばっこする地帯であるが、各集落にはある程度の自衛能力があり、また多くの集落があることから、いざとなったら戦力を集めることも可能であるが、そうすることによって他の集落の戦力が手薄てうすになることから、あくまで最終手段である

 基本的には冒険者に依頼を出して解決してもらう

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