第7話私
沈黙が続いていた....
「......」
「「スナ!.....おさきに....」
再び沈黙が続くと思われたが、ハルが動いた。
「え、えーと?スナネコってなんですか?ネコ、の?こと、です、よ、ね?」
状況を必死で理解しようとするが、何が何だか分からない。慌てている。故に、言葉が死んでいる。
「お、お前のことだろ...あ!!またからかったんだろ!キシャー!」
「え?」
夢、何があってもおかしくない、現実と夢なんて区別がついているのだろうか?誰も夢か現実など分からない。そう、今ハルが見ているものは....
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