第219話ゆっくりと掌を閉じ光を取り囲む

ゆっくりと掌を閉じ光を取り囲む

劈く悲鳴が唸りを上げ妖々口を噤む

喉を鳴らした底で乾きて要る異を知る

息を殺す為に胸を潰す、だが悼みは解れるか

天井に黒い闇が見え煌々と電球に染み滲む

幽界に誘われ断る術も啼く賭するのが常

是姿、洗われる図り 現れる許り。

憐れなど乞うてないと云うに、

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る