第205話真青な空に洗われるなら
真青な空に洗われるなら
秋桜は清らかな心地で風に戦ぐか、
今の気持ちを逆撫でするこの世界
暗く沈んで鋳るというに、
太陽はこれ又眩しく笑顔を振り巻き、
煩わしくも包こもうとする。
馬鹿みたいに首を捥ぎ、果てども花占いを。
嘘のようにすきばかり出来て涙も出ない
清浄な風に瞳を奪われる有様。
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