第159話花灯路
花灯路 硬い岩盤はくり抜かれ
血溜まりに吸うは首を狩られた椿
未だ光は堕ちない。
自生した夕顔が壁を犯している、
又開く一生も 一つの瞬ぎと
宵闇が迫る頃 一斉に飛び立つは烏
闇夜を侍らせ天を覆うように。
終の住処からゐ亡く啼く
経ちて羽根だけが生きて廻れ
舞えてまえにふっと風が、陽を殺した
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