第141話新たに晴れた障子の白空に
新たに晴れた障子の白空に
口手湿らす一突き刺しの滑り
朽ち孔開いた天井の地に
地獄からわらわら血染めの無垢
木洩れ日が仰山木の実を犯す
風の愛撫はやわこくも
燦燦啼いた過去の匕に
水溜まりには ぼうふらが
散々游ぐ損な碑に
私も御池に沈みとう
玩ばれた若葉と仕舞い
彼方に幸ゆき臨む空似雪
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