第128話皺併せ共に辛く面とも

皺併せ共に辛く面とも

瞬きを 刻んで行った

涙とも気づかないほど。


握り締め殺したのは咲乱す永久の嵐

狂い割く欠けらも無く露と消える


想いは断ち切れずに

しかし遠くには雪見えやしないさ


欄干の上から光は散ったその時まで

疑うことは無かったでしょう

私達の繋いだ手のひらに懐く胡蝶の夢

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