・第96話雪と欺くはしろうさぎか

雪と欺くはしろうさぎか

こんもり子守り唄 うたかたの夢


生き逝きが絶え間無く

降り還る時間

静かなる草原に騒然に堕ち往く

仰ぎ見る白曇


何処からか風花が去る


凄惨の言葉を散々吐く

整然と聲を焚出しては

貶し混む 筆に


嗚呼

逢い沁みて囲も、未来も今、

未知を強いて往く


奏多の未来に幸あれ

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