コズマ=ボンノーの伝説 10章
いくつもいくつもこわした〇
うるさいやつらはやっつけた〇
こわれろ!
おれのたからものをこわそうとしたわるいやつだ!
かがやくほうせきをこわそうとするひどいやつだ!
わるいやつはとめないと〇ひどいやつはとめないと!
だからがんばってこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわしてこわして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
正面の割れた鏡の破片には俺以外映ってない。が、後の方で何かが動いている音がする。透明化の魔法を使ってる奴がいるな。後ろを殴ったら殴った感触がした。前の連中は驚いてる。この隙を使って距離を詰めて一人の顎を拳でぶつけず掠る。掠ったら力が抜けて前に崩れ落ちる。そいつの頭を投げて近くのもう一人にぶつける。武器を持ってる奴。刀が抜かれる前に殴って止める。魔法使いが魔法を使った。近くにあった木の机を火の玉にぶつけて目の前で爆発させる。足を払って転ばせる。電気が身体をバチバチする。そのまま他の奴に触ったら身体がビクッてなってカチンコチンになった。逃げるやつがいっぱい居る。近くにいっぱい生えてる棒を引っ張って取って投げる。服の袖と裾に刺さって壁に縫い付けた。ぶつからなかったけどひっくり返った。
投げた棒の向こうに女の子がいる。泣いてる。悪い子じゃない。大丈夫。
あれ、なにをやってるんだ……俺は何をしている?何のために何をしている?
妻が病院に行ったと聞いて、それで、多分絶対俺は不安で心配で駆け付けた筈だ。その後おれはなにをして
うしろからなにかがとんでくる。おおきないしのかたまり。すごくはやい。ものすごくおおきいからよけられない。だから、ぐーでとめた。いしのかたまりがふえた。ちいさなかたまりをいっぱいなげた。おつきさまがみえた。いしをなげたらかぜがふいてきた。かぜのほうにはしるひとがいる。ねてるひとでころばないかな?
「◆◇▼●□〇◆△▲▽!」
遠くで唸り声が聞こえる。悍ましい怪物の唸り声。
可愛い嫁と可愛い娘、世界一気高く、世界一美しく、世界一大事な大事な俺の宝物が心配だ。
万が一怪物が出たら俺が何を犠牲にしても必ず守らなければならない。
早く、速く、はやくはやくはやくはやくはやく…………
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