第145話 探している

行き先も分からないまま歩いて

ぶつかって引っ掛かって

それでもどこにも行き着かなくて


血のにじむ傷口そっと手で覆って

ただ拾う言葉この手で紡いで


また立ち上がって行く

傷だらけのままやっぱり歩き続けて


探している

この暗がりを照らす言葉を

探してる 

ずっと探してる




※※※


これにて「暗がりに叫ぶ」一区切りとさせていただきます。

この一年、145の詩を書くことができました。

読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

次回より、「暗がりに叫ぶ・2」にて詩を紡がせていただきますので、よろしければまたお越しください。

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暗がりに叫ぶ マフユフミ @winterday

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