第98話 ラララ

雨降る夜は歌を唄って

胸のモヤモヤを闇へと溶かし

俯きがちの顔をあげれば

雲の合間から滲む星ひとつ


小さく震えたそんな声でも

いつかその歌は空へと届き

眠れぬ夜の子守唄

潤んだ目から滲む星ふたつ

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