飛竜戦士リザードマスク ~怪人ザコトカゲだった俺が異世界で無敵のドラゴンライダーになった話~

作者 板野かも

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★★★ Excellent!!!

いや、転生はしてないのか!?
特撮ヒーローや怪人がフツーにいる世界の住人だった主人公トカゲくんが、何だかんだあって魔法やモンスターがいる世界へ行って、その国を救うお話です。
ごくごく普通の大学生だったトカゲくんが悪の組織の手でザコ怪人に魔改造されたり、転送先の世界では最強だったりと色々あるんですが、
何でしょうね、この謎の疾走感…!

とにかく主人公のトカゲくんがナチュラルな好青年です。

序盤は「俺つえーー」物かと思いきや、紆余曲折あり。
飽きずに最後までサクサク読めてしまいました。

主人公のトカゲくんの自然さを演出するためか、ワキのキャラがやたら濃いんですが、全体的にそれが良いマリアージュになってます。読ませますねえ。

★★★ Excellent!!!

 私の幼少時は、いわゆる昭和ライダーの全盛期だった。夢中になってテレビにかじりついていたはずなのに、今では漠然と『見た』ことしか記憶に残っていない。
 そんな私にも本作で登場するアツいヒーローには四十年ぶりに夢中になった。なによりトカゲの分際(失礼)で竜を乗りこなすのが良い。
 随所に散りばめられた程々のリアリズムも読んでいてにやりとさせられる。竜に騎乗した主人公が王都の上空で誰何されるくだりは吹き出してしまう。
 ゴブリンとの戦闘は元より、パワーアップした敵役との立ち回りは往年のアクションそのもので、作者がスーツアクターそのものになっているとすらいえるだろう。
 誰が読んでも楽しく盛り上がる名作である。

★★★ Excellent!!!

 ライダー系の怪人がどうやって転移するにのかと思ってたが(笑)

 導入部から非常に面白いです。
 高次元で纏まっててキャラクターも個性的で奥行きがあり、しかもストーリーは斬新。
 ヒーロー系異世界物と言うジャンルを見事に確立している。
 話を読み進めると、子供の頃見ていたライダー系のテレビ番組を思い出しました。
 「とうっ」て言う掛け声が特徴的ですよね。
 あんまり内容は伝えたくないので書きませんが非常に面白いです。
 読み物に悩んでる方は是非読んでみて下さい。
 オススメですよ。
 あ、只一点だけ注意点があります。
 現在1部で終わっています。
 2部がまだだからって板野さんに怒らないようにして下さいね(笑)

★★★ Excellent!!!

 「怪人トカゲ男」といえば、特撮ヒーロー物としては割とありがちな悪役です。が、そのビジュアルが悪役として通用する世界は、特撮だけではなかったのです。
 本作は改造人間である「トカゲ男」を、ファンタジー世界における「リザードマン」として扱うという切り口から生み出された、異世界ファンタジー×変身ヒーロー物という異色作。

 その組み合わせから着想を得た作品群は他にもいくつかありますが、双方の世界観に共通する要素を一つの軸として繋げ、アツい展開に持ち込んだ作品となると、なかなか少ない。本作は「トカゲ男」と「リザードマン」に纏わる固定観念を見事に破壊し、両者を見事に繋いでいます。

 科学の力によって誕生した戦士故に魔法が通用しない――という、某惑星開発用改造人間さながらの胸踊る設定を軸とする、「特撮あるある」を違和感なく異世界ファンタジーへとコンバートさせた斬新な展開は、特撮ファンの心をガッシリと掴むこと請け合い。
 さらに改造人間、悪の組織、特訓といった昭和の定番要素のみならず、苦境を打破する新アイテムの登場など、平成シリーズを彷彿させる要素もふんだんに盛り込まれており、両時代のエッセンスを受け継いだ「令和」のヒーロー物としても、純粋に楽しむことが出来ます。その上、ドラゴンが可愛いのです。

 さらに作品に彩りを添えるキャラクター達も、個性と見所に溢れています。
 滑舌悪いけど勇ましい王子や、黒髪ツインテールのマッドな美少女、天真爛漫で躊躇なく主人公とお風呂に入る不思議ちゃん……などなど、異世界ファンタジー物が好きな方ならハマること間違いなしなキャラが、目白押しなのです。しかも、相棒のドラゴンが可愛い。

 加えて、主人公も「ザコトカゲ」という怪人にされた人物ではあるものの、心根は実直な好青年であり、自身の境遇に対して卑屈になる場面も少ない。なので読んでいてストレスも感じにく… 続きを読む