竜殺しの弟子と竜王の娘

作者 荻野路為

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★★★ Excellent!!!

読了。

リッドやアイラの成長物語なのでしょうが。
私はオヤジ衆にも目を向けて読んでほしいと思う。

若人を導くオヤジ達ノックスやゲイル、ライゾウ達に焦点を置いて読んでも面白い作品だと思う。

対氷竜戦の内容を記した外伝とかあってもいいかも。
コンテスト応援の意味も込めて★3贈ります。

★★★ Excellent!!!

竜殺しの弟子であるボーイと、竜王の娘であるガールがミーツする熱い異世界バトルファンタジー。
竜殺しと竜ではなく、その下位である二人がメインであるため、最初は未熟な部分も多いのですが、そこからの成長がしっかり描かれているのが見どころです。

冒頭からのキャラの紹介、読者に対する世界設定と物語の提示がスムーズで、目が滑ったり内容を追い切れなくなったりせずに物語世界に没入できるのが素晴らしいところ。ほどよい中二病要素も効果的な痛さで、全体としてはバランス感覚に優れた作品なんだなと思いました。

ノクターンあたりの小説によくある「ムフフシーンがあるサブタイトルにはハートマークを付ける」と同じような感じで、バトルシーンがある場面のサブタイにはvsが付いているのも面白い試み。読者としても全体を俯瞰しての盛り上がりどころが分かり易い。
いわゆる流行りモノの異世界転生テンプレではありませんが、それに対抗してしっかりと正攻法で真っ正面から寄り切るタイプの作品です。
15万字強という文字数を感じさせない一気の駆け抜けを感じ取れ!

★★★ Excellent!!!

まず、初めに。

この物語は、かけがえのない「ボーイ・ミーツ・ガール」のお話です。
竜王の娘で、父の居場所を探す少女アイラ。
竜殺しを称する男の弟子で、早く一人前の力をもちたい少年リッド。
二人が出会い、互いに助け合い、宿命に挑む物語です。

このお話が「ボーイ・ミーツ・ガール」だというのは、単なる「恋愛」や「協働」という意味ではありません(これらの意味がどうなのかはぜひ読んで確かめていただきたいですが……)。
二人はともに、「超えるべき存在をもつ」という意味で共通項を有しているのです。

アイラは父の愛を。
リッドは師匠の期待を。
ともに自分を包んでいた温かい毛布を脱ごうと全力を尽くす。
その気持ちが、アイラとリッドの熱い言葉に表われます。

私たちを包む愛は温かく、そしていずれは脱ぐべきもの。
アイラとリッドがそれをまず、体現してくれます。
そして二人を包んでいる愛がしっかりと描かれているからこそ、そこから脱する勇気が私たちに届くのです。
アイラの咆哮とリッドの燃えるような言葉を聞いた時、読者の瞼には熱い涙が滲むことだろうと思います。

また、本作はとてもバトルシーンが充実しています。
見どころは、アイラ対ノックス、そしてクライマックスのバトルシーンです。
ともに、アイラの「決めセリフ」が効果的です。
かっこいいですよ。そのシーンに行き着いたら、「これか!」と感じて下さい。
ただこの決めセリフ……「発した際の意味」が異なるので、その辺りも読みどころです。

少年と少女は出会い、愛を知り、愛を破り。
やがて、愛のために世界を駆け巡っていくことでしょう。

★★★ Excellent!!!

タイトルから分かるように、主要人物が変化球です。
普通、竜殺しと竜王でしょう(笑)

この作品は世界観、キャラなどなど設定が上手いのですが、あえて合わせて頂きます。

「アイラちゃんが可愛すぎるーー!」と。

何なんですか、あの可愛さ。あんまり言ってしまうとネタバレになってしまうので、控えますが、本当可愛いです。
最初出てきたときは、何だこいつって感じだったんですけど、めっちゃ良い子でした!
強いし、野生感に溢れてるし、仲間思いな一面もあって、お父さんを慕う健気さ。
最高でしょう!
これにひびっときた人は是非読んでください。読むべきです!