~~人物紹介索引~~

【ミケラルド・オード・ミナジリ】

魔族四天王スパニッシュ・ヴァンプ・ワラキエルの手により異界(現代地球)からこの世界へ【寄生転生】しやってきた存在。吸血鬼。

奸計によりスパニッシュの操り人形となる事を避けるため、ミケラルドは、ナタリー、ジェイルと共に魔界から人界へと逃れる。

リーガル国のシェンドの町で冒険者、そして商人になり、リーガル国王ブライアンに認められて王商おうしょう、貴族となり、やがてはその地を割譲かつじょうされミナジリ共和国とする。その身体は勇者レックス、その血は魔族四天王スパニッシュ・ヴァンプ・ワラキエル、その魔力は魔王の遺物レリック闇の勾玉より構成されている。

元首となったミケラルドは、リプトゥア国との戦争の末、人界の闇――闇ギルドに潜入し世界の謎を探る。四歳。



【●ナタリー】

エルフの父クロードと、人間の母エメラとの間に生まれたハーフエルフの少女。魔界で自我を失ったミケラルドに血を吸われるも、我を取り戻したミケラルドと、その師ジェイルに助けられる。以降ミケラルドと共に行動し、その隣で彼を支え続ける勝気な女の子。ミケラルドをよく理解し、理解し過ぎるが故に呆れる事もしばしば。十三歳。



【●ジェイル】

リザードマン種の魔族の男。かつての勇者、レックスを殺した程の剣の達人。剣神イヅナの背に斬り傷を負わせ、その後は世界を放浪。人間の食事に目覚め、ワラキエル家のコックになったところで、彼の人生が狂った。以降、ミケラルドの師としてミナジリ共和国を拠点にしている。年齢不詳。



【●リィたん】

体内に炎剣フレイムタンを取り込んだ水龍リバイアタン。魔界にある嘆きの渓谷で暇つぶしをしていたところに変な吸血鬼が現れた。上手い事言いくるめられた彼女は、ミケラルドと共に人界を目指し冒険者となる。未知の文化に触れ成長すると共に、ミケラルドの良きパートナーとして共に歩み、戦い、時にはミケラルドを諫めている。ミナジリ共和国の守護神として崇め奉られている。年齢不詳。



 ◇◆◇ 以降は50音順 ◆◇◆



【アーダイン】

法王国に住む冒険者ギルドの総括ギルドマスター。身の丈三メートルに近い上背うわぜいと、隆起する筋肉を併せ持つ巨漢。現役時代は神風の異名で知られていた。ミケラルドの友人。百七歳。



【アーダイン・ロベル・ギュスターブ】

リーガル国の辺境伯でありギュスターブ子爵であるアンドリューの父。リプトゥア国と隣接する国境付近の統治をブライアンに任される有能な貴族。冒険者ギルドの総括ギルドマスターのアーダインとは同名だが別人。四十八歳。



【アイーダ】

勇者レックスに殺されたジェイルの妻。リザードマン。年齢不詳。



【アイビス・ライズ・バーリントン】

法王国の法王クルスの妻であり皇后。元聖女。聖女アリスの保護者であり指導者。オリハルコンを護送をする際、オベイルとミケラルドと行動を共にする。仮ながら勇者の剣を作り上げた聡明なる人物。七十一歳。



【アイリス】

シェルフ族長の息子ディーンの妻でありメアリィの母。病床に伏していたが、ミケラルドが提供した龍の血により快復。現在はメアリィに代わりミナジリのシェルフ大使館で大使を務めている。二百八十三歳。



【アスラン】

地龍テルースの仔龍。闇ギルドに囚われている。約五十歳。



【アッシュ】

ランクSパーティ青雷の細剣使い。四年前の武闘大会の優秀成績者。二十五歳。



【アリス】

聖加護を扱える聖女。ミケラルドに出会い、ランクSダンジョンを潜る事に。その過程でミケラルドの指導を受け聖女として人間として成長し、完全ではないものの聖加護のコントロールを身に付ける。ミケラルドの事を存在Xと呼び、変身したミケラルドを瞬時に見抜く能力を持っている。ランクA冒険者でありミケラルドとオリハルコンズなるパーティを結成。現在は緋焔ひえんやリィたん率いるガーディアンズも加わり、オリハルコンズは世界最強のパーティとなった。現在アリスは聖騎士学校で勉強中。十五歳。



【アルゴス】

法王国騎士団の団長。SSダブルに近い実力者で、法王クルスの部屋を守護する武人。五十九歳。



【アルフレド・フォン・リーガル】

レティシア誘拐をもくろみ、サマリア侯爵家の地位を脅かしリプトゥアと繋がっていた公爵。ブライアン王の弟だが、現在は公爵の地位をはく奪されている。三十三歳。



【アンドゥ】

十魔士のダークマーダラー種の元第一席。引退後も種の地位を守るため魔族四天王のスパニッシュに仕える。ミケラルド付きの執事だったが、その実、ミケラルドの監視をしていた。ミケラルドが魔界を出ようとした時、これを追うも、ドゥムガと協力したミケラルドにより敗北。ドゥムガに首を飛ばされ死亡。ミケラルドが臨死体験をすると、川の向こうで笑みを浮かべながら手を振っている事がある。享年八百三十一。



【アンドリュー・ロベル・ギュスターブ】

リーガル国の子爵。ギュスターブ辺境伯の息子であり、ドノバンによって魅了で操られていた青年貴族。サマリア公爵家の長男ラファエロの騎士学校時代の先輩。二十歳。



【●イチロウ】

オリハルコン護送任務を受けたミケラルドを、サブロウ、ジロウと共に襲撃した闇人やみうど。サブロウの弟子。現在はドノバン率いるコバック護衛隊の一人。三十二歳。



【●イヅナ】

剣神と称されるSSSトリプルの冒険者。勇者レックスが率いるパーティ聖なる翼に所属していた過去を持ち、勇者を殺したジェイルを目の敵にしている。背にはジェイルが付けた十字傷がある。七十八歳。



【ウェイド・ガンドフ】

ドワーフ国家、ガンドフの王。子爵位時のミケラルドに、国を救われた過去を持つ。九十六歳。



【ウルト】

ランクSパーティ青雷の壁役タンク。四年前の武闘大会の優秀成績者。三十歳。



【エイジス】

ランクSパーティ青雷のリーダー。槍を扱う。四年前の武闘大会覇者。二十六歳。



【エメラ】

クロードの妻でありナタリーの母。冒険者ランクは低いものの、ミケラルドに商才を見出されカミナと共にミケラルド商店の基盤を作った傑人。三十一歳。



【エメリー】

天啓と天恵を得し勇者。リプトゥア国の武闘大会でミケラルドに負けるも、優秀者に選出されランクSとなる。更にはミナジリ共和国の戦争に参加しその武勇を世界に轟かせる。現在は聖騎士学校で更なる力を得るため日々勉強中。十五歳。



【エラニール・スルト・ハンニバル⇒死亡】

リーガル国の伯爵。ラニエール・スルト・ハンニバルの父。ランクAの女冒険者に憑依していたお化けの正体。死して尚ブライアン王に忠誠を捧げていた。享年五十八。



【エリオット】

ランクAパーティ剣弓斧魔けんきゅうふまの斧戦士。二十八歳。



【エルダー卿】

愛人との間に子供がいるリーガル国の子爵。ミナジリ共和国の立国をするため、ブライアン王の指示でミケラルドが根回しした相手。二十九歳。



【エレノア】

闇ギルド所属のときの番人。女である事以外、謎に包まれている。



【オベイル】

剣鬼と称されるSSSトリプルの冒険者。二メートル近くの体躯に黒い鎧。そして巨大な剣がトレードマーク。現在は法王国で炎龍の保護者として注目の的となっている。三十四歳。



【オルグ】

法王国の聖騎士団の団長。法王国に二人しかいない神聖騎士の一人。冒険者ランクSSSトリプルに匹敵する実力の持ち主。同神聖騎士でありときの番人のシギュンに心奪われている。四十六歳。



【ガイアス】

ドワーフの国ガンドフの凄腕鍛冶師。勇者の剣(仮)を打った。百五十六歳。



【カイゼル⇒死亡】

魔族十魔士ダイルレックス第一席。ガンドフで起きた魔族との戦争時、当時子爵だったミケラルドにより倒れされた。享年七十八。



【カイン】

冒険者新人アドバイザー業務を始めたミナジリ共和国に生徒としてやって来た英雄志望の新人冒険者。サッチの的確な指導により、自分が化け物でないと自覚した。十四歳。



【カミナ】

元は冒険者の内情調査を糧としていた冒険者だったが、彼女内ランキング一位のミケラルドと出会う事で、ミケラルド商店の手伝いをする事になる。冒険者ランクをBにまで上げ、世界のミケラルド商店にまで押し上げた手腕の持ち主。二十八歳。



【カンザス】

ミナジリ共和国を監視するときの番人。地龍テルースの仔龍アスランを捕えた実力者。闇空間を使えるため輸送任務もこなす。三十二歳。



【●キッカ】

リプトゥア国で活動していたランクAパーティ緋焔ひえんの女魔法使い。勝気な性格で強か。ミケラルドは推しの一人。ミケラルドの依頼によりリプトゥア国を離れ法王国に行き、聖女アリスと出会う。その後はオリハルコンズとして活動し、現在は聖騎士学校に入学し勉学、鍛錬に励んでいる。二十二歳。



【●ギャレット】

リーガル国で骨董品を扱うギャレット商会の店主。実は魔族のダークマーダラー種である。土下座は達人レベル。年齢不詳。



【クイン】

聖騎士団に所属する部隊長でありときの番人。シギュンの事を尊敬しており、その手足となって動く。三十三歳。



【グラムス】

魔帝まていと称されるランクSの冒険者。グラムスがミナジリ邸に侵入して捕まり、ミケラルドとの交渉の後、雇用契約を結ぶ。破壊魔はかいまパーシバルの師。八十七歳。



【グランドホルツ】

五色の一角である木龍。ディノ大森林を縄張りとしている。古の時代には風龍と呼ばれていた。地龍を取り戻すまでは協力すると、ミケラルドと話し合った。年齢不詳。



【クリス・ライズ・バーリントン】

法王クルスの娘。アイビスの娘ではなく側室の娘である。ミケラルドと対戦し、自分の分を知った事で成長。何か困った事があるとクルスよりアイビスに相談に行く。二十二歳。



【クルス・ライズ・バーリントン】

法王国の王。見目若いものの七十を超えている老齢の王。楽しい事に目がなくミケラルドを気が合うも、最近はそのノリに付いていけていない事を不甲斐なく思っている噂が、彼の配偶者からミケラルドに伝わっている。七十四歳。



【クレア】

バルト商会の護衛としてミケラルド商店を訪問。シェルフの実力者で女である事からメアリィ付きの護衛となる。聖騎士学校にも入学し、メアリィと共にエルフ種の明るい未来を願っている。八十歳。



【クロード】

エメラの夫でありナタリーの父。エルフである事からリーガル国のはずれに居をかまえていたが、ミケラルドと出会う事で、人間とエルフの架け橋となる事を決意する。クロード新聞は世界一の簡易情報ツールとして普及し、ミケラルドの知名度より高い。実は弓の名手であり、ワイバーンを退ける程の実力者。百十二歳。



【ゲオルグ・カエサル・リプトゥア】

リプトゥア国の元国王。豪胆かつ無慈悲な性格で、奴隷制度を採用していた。リプトゥア国とミナジリ共和国との戦争に敗北し、リプトゥア国を追われ、現在は魔界に拠を移した。五十一歳。



【ゲミッド】

リーガル国のシェンドの町、マッキリーの町にある冒険者ギルドのギルドマスター。白老と称される巨漢の老人。七十八歳。



【ゲラルド・カエサル・リプトゥア】

聖騎士学校に入学した元リプトゥア国王ゲオルグの息子。父親譲りの体躯と実力を有し、勉学、鍛錬に励んでいる。十八歳。



【●拳鬼】

リプトゥア国とミナジリ共和国の戦争時、リプトゥア国に属した闇人やみうど。その時、オベイルに足を切り落とされたが、闇人やみうどに潜んだミケラルドによって治された。闇ギルドのハンドレッドに所属。三十五歳



【コバ】

ミケラルドを護送の任を受けたマックスの部下。二十三歳。



【●コバック】

元闇奴隷商。コリン、ドゥムガを捕えていたが、ミケラルドにより開放される。ミケラルドに血を吸われ、以降はミケラルドのために働き、ロレッソという重罪奴隷を紹介した。ミナジリ共和国がリプトゥア国に勝利した後、外交官としてミナジリ共和国に従事している。四十一歳。



【コリン】

ダイモンの娘。闇奴隷商コバックに捕まっていたが、ミケラルドによって助けられる。現在はお手伝いの修行中。ナタリー、レティシアと仲が良い。七歳。



【●サイトゥ】

ダークマーダラー種、第一席。ヒミコと共に、シェルフを襲撃するもミケラルドに吸血される。以降はミナジリ共和国の土建部隊として活躍。四百三十二歳。



【サッチ】

サラの父。リプトゥア国の武闘大会に参加し、大会本戦の四回戦でミケラルドと戦った冒険者。サラが聖騎士学校に入学する資金をミケラルドに捻出してもらう契約で見事四回戦を敗退。交換条件としてミナジリ共和国の冒険者ギルドで新人アドバイザー業務を担う。四十一歳。



【●サブロウ】

ときの番人の一人。実力以上の経験と、任務の匙加減により闇ギルドで重宝される老人。ミケラルドに血を吸われ、現在では多くの情報をもたらす存在。八十四歳。



【サラ】

ミナジリ共和国で新人アドバイザー業務をするサッチの娘。ミケラルドが聖騎士学校の入学金を支払った事で聖騎士学校に入学した女の子。十三歳。



【シギュン】

法王国の聖騎士団の副団長。法王国に二人しかいない神聖騎士の一人であると共にときの番人の一人。聖騎士学校で非常勤ながら講師を務め、生徒たちを魔法で篭絡している。年齢不詳。



【ジャリス卿】

特殊性癖を持っているリーガル国の伯爵。ミナジリ共和国の立国をするため、ブライアン王の指示でミケラルドが根回しした相手。三十七歳。



【シュガリオン】

五色の龍の一角である雷龍。五匹の龍族の中で突出した戦闘能力を持ち、リィたん、ジェイル、ミケラルドを前に圧倒的な実力を見せつけた存在。豹変したミケラルドの規格外の力によりシュガリオンはその場を離れる。詳細不明。



【●シュバイツシュッツ

騎士の称号を持つ下級貴族だったが、公爵家の甘言に乗りレティシア誘拐計画を実行。ミケラルドを捕縛し、サマリア侯爵家に移送するも、ミケラルドに弁明の機会を与えられ、ランドルフにその任を解かれる。以降、ミケラルドに血を吸われ、公爵家の口封じを恐れミナジリ村に避難。貴族となったミナジリ家の執事としてシュッツという偽名でミケラルドに力を貸す。四十七歳。



【●ジロウ】

オリハルコン護送任務を受けたミケラルドを、サブロウ、イチロウと共に襲撃した闇人やみうど。サブロウの弟子。現在はドノバン率いるコバック護衛隊の一人。三十一歳。



【スカイ】

デューク・スイカ・ウォーカーがときの番人としての任務、ミナジリ共和国のミケラルドを調査する際、ドマーク商会の荷運び員として化けた姿。四歳。



【ストラッグ】

法王国騎士団、アルゴス団長直轄、第二部隊隊長。オベイルに引けをとらない大男。四十歳。



【スパニッシュ・ヴァンプ・ワラキエル】

魔族四天王の一人。吸血公爵として世界に名を轟かせ恐れられている。ミケラルドの父ではあるが、スパニッシュはミケラルドを操り人形とするつもりだった。一度ミケラルドと戦い互角の力を見せるも撤退。多くの策謀を巡らせる謎多き吸血鬼。魔王の遺物レリック、闇の勾玉を持っていたが、それをミケラルドを寄生転生させる際に使っている。詳細不明。九百五十四歳。



【ゼフ】

サマリア公爵家の辣腕執事。武芸にも秀でるも、ゼフの過去を知る者は少ない。八十三歳。



【セリス】

法王国でスリをしているボーイッシュな女の子。壁に立っているミケラルドを見、悲鳴をあげた。闇ギルドの下部組織、ケルベロスの末端構成員。十四歳。



【ソイシャ】

法王国でスリをしているセリスが分け前を分配している女の子。八歳。



【ソフィア】

ミケラルドが勇者エメリーを匿っている最中、彼女に付けた偽名。ミケラルドが寄生転生する前、お気に入りだった18禁アダルトゲームのヒロインの名前。リィたんが変身してアイビス皇后を護衛する際にもこの名前を使った。



【ダイモン】

軽犯罪を犯しリプトゥア国のドルルンドの町で奴隷として売られていた巨漢。娘のコリンをリプトゥア国に残し奴隷となったため、ミケラルドの協力を得て闇奴隷商コバックに捕えられていたコリンを救出。以降、ミケラルドをあるじとし、ミナジリ邸の門番を務めている。三十五歳。



【ダイン】

ランクAパーティ剣弓斧魔けんきゅうふまのリーダー。剣を扱う。二十八歳。



【ダドリー】

エルフの国シェルフの実力者。主に要人の護衛に就き、バルトやローディに付き従う。クレアとは冒険者の同期で何かと気が合うものの、最近はクレアが聖騎士学校にいる事から疎遠になってしまっている。八十五歳。



【タバサ】

ランクAパーティ剣弓斧魔けんきゅうふまの女魔法使い。二十歳。



【●タヒム】

ランクSパーティ青雷の光魔法使い。ランクAを十年務めランクSとなった。闇ギルドにも所属している。四十三歳。



【●チャック⇒死亡】

リーガル国のシェンド付近を根城にしていた盗賊のボス。侯爵令嬢だったレティシアを誘拐したが、ミケラルドに血を吸われ、見せしめに捕縛されるも公爵家により口封じのため獄中で死亡する。享年四十二。



【ディーン】

エルフの国シェルフの族長ローディの息子。アイリスの夫でありメアリィの父。父ローディの補佐として統治を学び、父を支える。二百九十二歳。



【●ディック】

リーガル国の首都リーガルの冒険者ギルドマスター。ミケラルドの迅速過ぎる依頼消化を疑いテストするも、一瞬で敗北。元ランクSという事もあり、ミケラルドをランクAにまで上げる手続きをし、以降、ミケラルドと交友を深める。現在ではミナジリ共和国のギルドマスターも兼任している。五十歳。



【ティナ】

法王国でスリをしているセリスが分け前を分配している女の子。十歳。



【デューク・スイカ・ウォーカー】

冒険者ギルドの総括ギルドマスターのアーダインが推し、冒険者の査定官として活動を開始。ランクSパーティ青雷に所属する闇人やみうどタヒムによって闇ギルドに所属する。着手する任は全て最高評価であり瞬く間にときの番人となった謎の人物。四歳。



【テルース】

五色の龍の一角、地龍。リィたんとのは古い付き合い。アスランの母親。年齢不詳。



【●ドゥムガ】

ダイルレックス種の魔族の男。野心が強く闘争心もあるが故、スパニッシュに利用されるも失敗するとすぐに見切りをつけられる。ナタリーの腕を噛み千切った過去を持ち、それを理由にその母エメラから強烈な毒を盛られた過去を持つ。再会したミケラルドの配下となり、以降はミナジリ共和国でその武を振るう。六十二歳。



【●ドノバン】

アルフレド公爵、ギュスターブ子爵を魅了能力で操っていたが、ミケラルドに見破られその配下となる。以降リプトゥア国の情報をミナジリ共和国に流し貢献。現在は元闇奴隷商のコバック外交官の護衛隊長をしている。六十八歳。



【ドマーク】

リーガル国の王商おうしょう。護衛任務を依頼したミケラルドと出会い、以降ミケラルドを商人として指導すると共に、悪い笑みを浮かべ続けている。陰でミケラルドから狸と称される思慮深い男。最近は法王国にも出店しようかと画策している。四十七歳。



【トムス】

シェルフにある蜜菓子店の店主。ミナジリ共和国にフランチャイズ支店を出店してから右手に団扇。一年前より恰幅がよくなっているとの噂。三百歳。



【●ナガレ】

拳神と称される闇ギルドのときの番人。気の強い性格だが小心者。弱者をいたぶる事を好む。剣神イヅナによって左腕を斬り落とされる。七十歳。



【ニコル】

リーガル国の首都リーガルの冒険者ギルドで、受付嬢を務めていたが、ミケラルドがミナジリ領を得た事により、ミナジリ領内の冒険者ギルド員になる。計算高く、容姿端麗な事からミケラルドを手玉にとる事もあるが、その心根は非常に優しい。後輩のネムと共にミナジリ共和国でその辣腕を振るう。二十六歳。



【ネム】

リーガル国のシェンドの町の冒険者ギルドで、受付嬢を務めていたが、ミケラルドがミナジリ領を得た事により、ミナジリ領内の冒険者ギルド員になる。猪突猛進な性格だが、ニコルの助けもあり、日々成長中。二十歳。



【●ノエル】

イヅナを監視しているときの番人。ミケラルドによって血を吸われナガレの情報を渡す。二十八歳。



【パーシバル】

破壊魔と称される元SSSトリプルの冒険者。闇ギルドのときの番人になるも、ミケラルドと師である魔帝グラムスにより表の世界に戻る事を誓う。十四歳。



【●ハリス】

聖騎士学校のライゼン学校長が作った組織の見張り役。臆病な性格をしている。ミケラルドはハリスに化け、ライゼン学校長に近付いた。二十九歳。



【バルト】

シェルフの豪商バルト商会のドン。リーガル国に魔導書グリモワールを購入しにミケラルド商店を訪問。以降、ミケラルドと交友を深める。陰でミケラルドから狐と称される思慮深い男。四百七十二歳。



【●ハン】

リプトゥア国で活動していたランクAパーティ緋焔ひえんの男双剣使い。お調子者だが空気を読むのは得意。ミケラルドの依頼によりリプトゥア国を離れ法王国に行き、聖女アリスと出会う。その後はオリハルコンズとして活動し、現在は聖騎士学校に入学し勉学、鍛錬に励んでいる。二十四歳。



【●ヒミカ】

ミケラルド付きの失われし位階ロストナンバー。ヒフミヨシスターズの一人。ヒミカ、フミカ、ミミカ、ヨミカは四つ子姉妹でヒミカは長女。現在はミケラルドに代わり、ルナとレティシアを陰ながら護衛している。二十四歳。



【●ヒミコ】

妖魔族不死種、第二席。白紅びゃっこうの眠り姫と呼ばれる色白の妖魔族。八つ裂きにされても生き返る事の出来る不死の身体を持っている。シェルフ襲撃時にミケラルドに血を吸われ、以降は魔界で情報収集をしていた。リッチが動き始めたとミケラルドに報告するため人界へ戻り、今ではルナ王女やレティシアの護衛に就いている。三百三十三歳。



【ヒルダ】

魔皇まこうと称されるSSダブルの冒険者。勇者レックスが率いたパーティ聖なる翼に所属していた事もあり、アイビス、イヅナとは古い仲。双黒そうこくの賢者プリシラの弟子。商人ギルドのギルドマスターリルハの妹弟子。予知の魔眼を持っている。七十七歳。



【ファイズ家】

ミケラルドのミナジリ邸落成式に参加したリーガル国の貴族。



【ファーラ】

聖騎士学校の女生徒であり吸血鬼。その目的は未だ不明。



【●フミカ】

ミケラルド付きの失われし位階ロストナンバー。ヒフミヨシスターズの一人。ヒミカ、フミカ、ミミカ、ヨミカは四つ子姉妹でフミカは次女。現在はミケラルドに代わり、ルナとレティシアを陰ながら護衛している。二十四歳。



【ブライアン・フォン・リーガル】

リーガル国の王。かつてはミックのあるじとして、今はミックの良き友として隣国を治めている。その統治は確かであり、不満を持つ民は少ない。魅了の能力を持っているが、ブライアンが使う事は滅多にない。四十四歳。



【プリシラ】

SSダブル冒険者の魔皇まこうヒルダ、商人ギルドマスター白き魔女リルハの師。双黒そうこくの賢者と呼ばれ、姿形は幼き少女。用心深くミケラルドに二つの依頼をした。ドワーフ国家ガンドフの南、コゾモフ村で遂にミケラルドの前に姿を現わした。詳細不明。



【ペイン】

法王国の商人ギルドのサブギルドマスター。大柄な男。五十二歳。



【ヘルワーム】

大地を掘り、地中を進む巨大なワーム。冒険者ギルドでZ区分ゼットくぶんに指定されている。その身、その働きには大地の自浄効果がある。



【ホーク】

リプトゥア国の武闘大会に参加し、Hブロックの決勝戦でミケラルドと対戦した優男。対戦前、仲間がネムを狙うも、守護神リィたんによって未然に防がれていた。二十六歳。



【ホネスティ】

ゲオルグの指示で勇者エメリーを監視していた騎士。しかし、その正体は闇ギルドに所属するときの番人。作戦指揮に優れており、暗器を得意とする闇人やみうど。三十八歳。



【ホバッツ】

シェンドの町の警備。マックスの部下であり、捕縛されたミケラルドをリーガルに護送中、大きな怪我を負う。勇気を振り絞ったレティシアの言葉によりミケラルドは一時的に解放され彼を回復した。二十二歳。



【ホルン】

ランクSパーティ青雷の女魔法使い。四年前の武闘大会の優秀成績者。現在はゲラルドの護衛に就いている。二十五歳。



【マイア】

オリハルコン護送任務の際、アイビス皇后に付いていた侍女。二十三歳。



【マイケル】

国家奨励職員であるクロードを護衛するために、エルフの姿にチェンジしたミケラルド。四歳。



【魔人】

Z区分ゼットくぶんときの番人。闇ギルド最強の実力者。現在は魔界にいる。詳細不明。



【マスタング】

聖騎士学校で常勤講師を勤める筋骨隆々の男。SSダブル相当の実力を有している。三十八歳。



【マックス】

熊。三十六歳。



【ミィたん】

法王クルスがミナジリ共和国へ向かう道中、護衛に就いた美女。四歳。



【●ミミカ】

ミケラルド付きの失われし位階ロストナンバー。ヒフミヨシスターズの一人。ヒミカ、フミカ、ミミカ、ヨミカは四つ子姉妹でミミカは三女。現在はミケラルドに代わり、ルナとレティシアを陰ながら護衛している。二十四歳。



【ムスリル卿】

帳簿不備を起こしたリーガル国の侯爵家。ミナジリ共和国の立国をするため、ブライアン王の指示でミケラルドが根回しした相手。ミナジリ共和国立国の際には、いち早く賛成の意を示した。五十二歳。



【メアリィ】

シェルフの姫。ローディの孫娘でありディーンとアイリスの子供。ミナジリのシェルフ大使館に大使としてやって来る。両親の許しもあり聖騎士学校に入学しナタリーと共にその身を磨く。十三歳。



【メディック】

魔皇まこうヒルダを監視しているときの番人。詳細不明。



【メルキオール】

五百年以上昔を生きた古の賢者。冒険者ギルドにギルド通信なる水晶をレンタルし、金銭を得ていた謎の人物。



【●ヨミカ】

ミケラルド付きの失われし位階ロストナンバー。ヒフミヨシスターズの一人。ヒミカ、フミカ、ミミカ、ヨミカは四つ子姉妹でヨミカは四女。現在はミケラルドに代わり、ルナとレティシアを陰ながら護衛している。二十四歳。



【ライゼン】

聖騎士学校の校長。シギュンにただならぬ恨みを持っている。八十一歳。



【ラインバッハ家】

リーガル国の辺境伯家。



【●ラジーン】

リプトゥア国の闇ギルド支部に所属していた元闇人やみうど。ドノバンに雇われミケラルドを迎え撃つも制圧される。以降はミナジリ領の警備隊長としてミナジリ邸の天井裏を住処にしている。ジェイルの指導もありミナジリ共和国の中でも優秀な実力者。四十歳。



【ラスター】

リプトゥア国の首都リプトゥアで冒険者ギルドのギルド職員をしている男。三十六歳。



【●ラッツ】

リプトゥア国で活動していたランクAパーティ緋焔ひえんの男大剣使い。リィたんに認められる程の熱き男。ミケラルドの依頼によりリプトゥア国を離れ法王国に行き、聖女アリスと出会う。その後はオリハルコンズとして活動し、現在は聖騎士学校に入学し勉学、鍛錬に励んでいる。二十四歳。



【ラティーファ】

魔族四天王の魔女。魔王の遺物レリック、地獄の水鏡を持っている。詳細不明。



【ラニエール・スルト・ハンニバル】

リーガル国の伯爵。ランクSになったばかりのミケラルドに、お化け屋敷化しているハンニバル家の調査依頼をした貴族。先代のエラニール・スルト・ハンニバルの力もあり、下級貴族に対しての発言力が強い貴族。二十七歳。



【ラビット】

ランクSの冒険者。オベイルと共にオリハルコンの護送任務に就く予定だったが、ミケラルドが代わりに行く事になった。三十六歳。



【ラファエロ・オード・サマリア】

騎士学校を卒業しているランドルフの息子であり次期公爵。ミケラルドの友人。十九歳。



【ランゴバルト】

ルークの取り巻き貴族の一人。聖騎士学校の生徒。十六歳。



【●ランド】

騎士シュバイツを幽閉していたアルフレド公爵家の看守。現在はミナジリ共和国のオードの町で活動中。二十四歳。



【ランドルフ・オード・サマリア】

公明正大な侯爵。時に豪胆、時に思慮深い気さくな男。次々と事件を解決するミケラルドを気に入りお抱えの冒険者とし、彼の活躍のおかげもあり、王家に家族と認められ公爵家となる。ラファエロ、レティシアの父であり、リンダの妻。五十歳。



【リーファ】

ランクAパーティ剣弓斧魔けんきゅうふまの女弓使い。二十三歳。



【リック】

法王国でスリをしているセリスが分け前を分配している男の子。九歳。



【リッチ】

魔族四天王の一人。妖魔族不死種。足がない骨の化け物。魔王の遺物レリック、黄昏の霊玉を持っている。詳細不明。



【リッツ】

ミケラルドの情報を集めている怪しい団体から声を掛けられたと冒険者ギルドに報告した、ランクB冒険者。右眉に傷のある男。三十七歳。



【リュース家】

ミケラルドのミナジリ邸落成式に参加したリーガル国の貴族。



【リルハ】

白き魔女と称される商人ギルドのギルドマスター。少女のように若く見えるも、実年齢は不明。



【リンダ】

シェルフの冒険者ギルドのギルドマスター。ランクAを十年続ける事でランクSとなったエルフ。サマリア公爵夫人と同名であるが違う人物である。二百二十八歳。



【リンダ・オード・サマリア】

公爵夫人。ランドルフの妻でありレティシア、ラファエロの母。夫を立てるものの、要所では進言を忘れない才女。三十五歳。



【リンブルド伯爵家】

リンブルド家の長男は、聖騎士学校に入学し、オリエンテーションを不服としてライゼン学校長に直談判。結果、退学となった。十四歳。



【ルーク・ダルマ・ランナー】

リーガル国出身の下級貴族。リーガル姫のルナと公爵令嬢のレティシアを護衛するため、聖騎士学校に入学した凄腕の剣士。同級生にはスキップしながら「ご褒美~♪」と喜ぶ姿を目撃されているも、何の「ご褒美」なのかは不明である。四歳。



【ルナ・フォン・リーガル】

リーガル国の王、ブライアンの一人娘。がさつな性格だが場は弁える。しかし、時に暴走する事もある。ミケラルドが変身したルークを護衛として聖騎士学校に入学。十四歳。



【レオ】

魔族四天王の牙王。魔王の遺物レリック、冥府の鎌を持っている。配下にリザードマン種がいる。詳細不明。



【レックス⇒死亡】

勇者。その身体はミケラルドの身体となった。享年二十。



【レッド】

ミケラルドとリィたんがランクDの時、ダンジョンに潜る前に二人を絡んできた冒険者。カミナによって撃退され、後にクロード新聞内でインタビューに応じている。三十四歳。



【●レイド】

チャック率いる盗賊団の一人。ミケラルドが最初に血を舐めた盗賊だが、現在はナタリーの管理下でナタリーを「姉さん」と慕っている。三十歳。



【レイモンド】

リプトゥア国の武闘大会の準決勝で、リィたんと戦うはずだった冒険者。その前の試合でリィたんの強烈な魔力を浴び、遂には準決勝の場に姿を現わさなかった。二十九歳。



【●レティシア・オード・サマリア】

サマリア家の令嬢。ランドルフが侯爵の時に、盗賊に誘拐されミケラルドに救出される。看破の能力を持ち、公爵家に睨まれるもミケラルドによって未然に防がれる。父ランドルフによりミケラルドを婿とする提案を受け、まんざらでもない様子。現在は聖騎士学校に通い成長中。十二歳。



【レミリア】

剣聖の称号を持つSSダブルの冒険者。ミナジリ共和国とリプトゥア国の戦争に参加し、その名を世界に轟かせた実力者。現在は聖騎士学校で更なる力を得るため勉強中。二十四歳。



【ロイス】

ディザスターエリアを縄張りとしていた炎龍ロードディザスターの仔龍。ミケラルドの考えによって剣鬼オベイルに託された。五歳。



【ローディ】

エルフの国シェルフの族長。智謀に長けたエルフであり、抜け目のない性格。ミケラルドを魔族と知って尚、心揺るがなかった男。七百七歳。



【ロードディザスター⇒死亡】

五色の一角である炎龍。子供を残し雷龍シュガリオンに殺された。年齢不詳。



【ロレッソ】

元リプトゥア国の作戦室室長。しかし、リプトゥア国の闇を探ろうとして殺人の濡れ衣を着せられ、重罪奴隷に。元闇奴隷商人のコバックが彼を手に入れ、ミケラルドに紹介。奴隷契約を解除されたロレッソはミケラルドに忠誠を誓い、今ではミナジリ共和国の重要な参謀となった。宦官かんがん。三十七歳。



【●ワンリル】

Z区分ゼットくぶん指定されているフェンリル。ミケラルドに血を吸われ、ミナジリ共和国の番犬となった。ワンリルの名付け親はナタリー。年齢不詳。

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