第18話 いつ、どこで書けばいいのだろう

 いつも周囲に見知らぬ誰かがいる環境で書いています――。





 小説をなにで書くか。カクヨムに上げているのだから、「原稿用紙に万年筆です」なんて人はいないですよね。パソコンかスマホ、タブレットで書いている人が多いのでしょう。


 私はスマホです。

 小さい携帯端末の画面をタップしながらちまちまと書く。


 ――なにやってんだ、このおっさん。


 と思われているのかもしれません。

(なにって小説書いてんだよ。)


 パソコンのワープロソフトで書いた方が編集機能が充実していて書きやすく、修正しやすいのは分かってますが、パソコンは機動性が低いので、スキマ時間で書いている私には不向き。


 書く時間も、通勤時間が執筆時間になることが多いです。一時間もありませんが、バスと電車の中で書くことが多いです。周囲を同じような通勤通学のサラリーマン、学生たちに囲まれてますね。


 集中できます。

 職場や自宅では、仕事があったり、家事を言いつけられたりして、全然集中できませんが、バス、電車の中なら誰からの干渉も受けずに小説を書けますから。

 ま、今日は仕事休みなので、早起きして書いてますけど。


 私のような、勤め人をしているWeb作家に必要なのは、なんといってもメリハリですよ。


 仕事しないわけにはいかないから、それはそれで集中します。家でダラダラとスマホをいじっていたら妻からいい顔をされない(小説を書く旦那は妻から見るとダラダラしているようにしか見えないらしい)ので、家事を手伝ったり、子供の勉強を見なければなりません。


 おおやけの自分(!)と、小説を書いているという仕事や家庭にとってなんの役にも立たない自分を明確に切り分けて趣味の小説に臨まないと、「仕事しないやつ」とか「役に立たない夫」というレッテルを貼られかねないのです。


 自然と、スキマ時間を見つけて、集中して書くという創作スタイルが身につきます。

 いまのところ、大過なく仕事は続けてられていますし、家庭も円満ですから、このスタイルをつづけていこうかなと思っています。




 作家デビューして、売れっ子になったらどうしよう――と夢想しなくもないですが、そうなったらそうなってから考えればいいんですよね。


 そんなことありそうにないですか……?

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