第三章 赤き閃光のエスティ

◉この認識は世界の実存と一致しているのだろうか?【言葉・劇中】

自分が知覚したり考えたとおりに、諸物が実在しているとどうして言えるのか?


これは「認識論的問題設定」と呼ばれる哲学的命題の一つである。


例えばデカルトは神の「神の誠実」によってその一致が保証されるとし、ロックは感覚器官のみが自分と世界をつなぐと考えた。


エスティは自分の感覚に対し疑問を抱いている。「我、思う故に我あり」と納得できないのである。

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