心技体揃った乙女の痛快活劇

武士のいた時代の伝奇小説か? と思いそうになる重厚な文体ですが、現代の話。
主人公は二メートルを越す大乙女。大女ではなく大乙女です。
彼女、片山富嶽(女の子の名前だよ)の強いこと。その強さも、修行の末に得た紛れもない自らのもの。それでいて、彼女は無駄な殺生を好まず、力に溺れることもない心を持っています。彼女の前では忍者も妖怪も敵ではありません。
彼女も花の高校生。恋だってします。好きな人を前にした彼女は完全に乙女です。
そんな彼女、片山富嶽の活躍、是非ご覧あれ。