追憶【つい‐おく】

 過ぎ去ったことに思いをはせること。過去をしのぶこと。追想。

 「追憶にふける」「少年時代を追憶する」(デジタル大辞泉)


痛哭 【つう‐こく】

 激しく泣き叫ぶこと。ひどく嘆き悲しむこと。「友の死に痛哭する」

 (デジタル大辞泉)


月の剣【つきのつるぎ】 三日月のこと。(デジタル大辞泉)


月影【つきかげ/げつえい】

 1 月の形。月の姿。月。《季 秋》「―をくみこぼしけり手水鉢/立圃」

 2 月の光。月のあかり。月光。「淡い月影」

 3 月光に照らされて映る人や物の姿。「ほのかなりし―の見劣りせずは、まほならむはや」〈源・橋姫〉

(デジタル大辞泉)


月夜烏【つきよがらす】

 月の明るい晩に浮かれて鳴き出す烏。また、夜遊びする人のたとえ。

「爰は山かげ、森の下、-はいつもなく/狂言・花子」

(大辞林 第三版)


憑き物【つきもの】 

 人に乗り移って、その人に災いをなすと信じられている動物霊や生霊・死霊。物の怪(け)。「憑き物が落ちる」

(デジタル大辞泉)


月白【つきしろ】 :額に白い毛のまじった馬。つきびたい。ほしづき。ひたいじろ。

 (大辞林 第三版)


月白・月代【つきしろ】 月の出頃に空が明るくなりかかっていること。

  《 -や膝に手を置く宵の宿 /芭蕉 》(大辞林 第三版)


蹲【つくばい】

 茶室の庭先に低く据え付けた手水(ちょうず)鉢。 (デジタル大辞泉)


噤む【つぐむ】

 口を閉じて開かない。話すのをやめる。「言いかけて、あわてて―・む」

 口をとがらせてものを言う。「―・めぬ者はなかりけり」〈太平記・二五〉

 「口を噤み黙りこくる」 (デジタル大辞泉)


付け焼刃【つけやきば】

 鈍刀に鋼の焼き刃を付け足したものをいうところから、一時の間に合わせに、にわかに覚え込んだ知識や技術。 ( 日本語表現辞典)


拙い 【つたな・い】

1 能力が劣っている。ふつつか。「―・い者ですがよろしく頼みます」

2 運が悪い。「武運―・く敗れる」

3 事を行うのに巧みでない。へたである。

 「―・い字」「―・いが読む人の心を打つ文章」

 (デジタル大辞泉)


夙に【つとに】

 1 ずっと以前から。早くから。「彼は夙にその名を世に知られていた」

 2 朝早く。「―起き、遅く臥(ふ)して」〈読・雨月・吉備津の釜〉

(デジタル大辞泉)


紡ぐ【つむぐ】[動ガ五(四)]《名詞「つむ(錘)」の動詞化》

 1 綿や繭(まゆ)を錘(つむ)にかけて繊維を引き出し、縒(よ)りをかけて糸にする。 

 「糸を―・ぐ」

 2 (比喩的に)言葉をつなげて文章を作る。多く、物語や詩歌などを作ることをいう。

 「思いを五・七・五の言葉に―・ぐ」 [可能]つむげる

 (デジタル大辞泉)


つれない

 1 人の気持ちを思いやろうとしない。思いやりがない。冷淡だ。無情だ。

 「 - ・く断る」 「 - ・い人」

 2  ① そしらぬ顔をしている。よそよそしい。平然としている。

   「 - ・き顔なれど、女の思ふこと、いといみじきことなりけるを/大和 149」

  ② 思うにまかせない。意のままにならない。

  「しかも-・く過ぐるよはひか/古今 雑上」

  ③ 変化を示さない。もとのままだ。

  「あかあかと日は-・くも秋の風(芭蕉)/奥の細道」 「雪の山-・くて年もかへりぬ/枕草子 87」

  ④ 恥知らずだ。あつかましい。 「恥ある者は討ち死にし、-・き者は落ちぞゆく/平家 8」 〔「連れ無し」で、関係がないさまを表すのが原義。古くは

 (大辞林 第三版)



Q&A 美しい日本語の辞典より(重複あり)

いくつ読めますか? 答えは次頁


終ぞ

月並

月に叢雲 花に風

突っ慳貪

恙ない

慎む

慎ましい

美人局

葛折り

夙に

潰しが利く

約しい・倹しい

爪弾き

詳らか

褄を取る

瞑る

艶事

艶っぽい

露払い

熟熟・倩倩

面の皮が厚い

鶴の一声

強者

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