ローズヒュドラの毒牙2
「シュー」
「シャー」
「シェー」
「シュルルルルルル」
四つの頭が空に浮かぶ賢者に威嚇する。
鱗に負けない真っ赤な二股の舌、
大きな牙からは赤い液体が滴り、それが地面に落ちる度にシューシューと音を立てて植物を溶かす。
「ローズスネークには猛毒の牙兼毒の精製器官があるって聞いたけど、あなたもそうみたいね。」
毒を注入する器官であると同時に毒の精製器官でもあるという変わった性質を持つローズヒュドラの牙。
それは更に、全身の『毒管』という毒を通す血管のようなものを通って全身を巡り、厄介な事にそれは全身の鱗から分泌され、全身猛毒の槍で武装した様な状態になっていた。
「シャー!」
首を伸ばして一頭がタツミンに噛み付く。
巨大な牙がタツミンの身体をズタズタに………………出来る訳が無い。
『断絶の障壁』
牙が体を捉える前に素早くこれを張ったお陰で、毒牙が、文字通り。歯が立たなかった。
しかし、その程度でどうにかなる程軟ではないヒュドラ。
歯が立たなかった一頭が首を引っ込めるや否や、残る三匹が口から紫色の煙を吹き始めた。
断絶の壁は知っての通り、酸素の関係で短時間しか持たない。
それを知ってか知らずかの毒ガスだろう。
と思ったら大間違い。
三頭の毒煙がタツミンを覆った瞬間、3つの煙が混じり合い
ドゴォォン!!
大爆発を引き起こした。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>読んで下さる皆様へ
いつも読んで頂き有り難う御座います。
単刀直入ですが、もし、良ければ感想やフォロー等のフィードバックを頂いたり、他作もご覧になって下さい。お願いします。
ここが良かった。ここは少しこうした方が良いなどの改善点等が有りましたら是非お教えください。お願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます