海と螢

作者 白鯱

老いていく過程に垣間見る寂寥が見事です

  • ★★ Very Good!!

久しぶりに戻った土地が色々と老いているというのは、とくに地方出身の人によくあることだと思います。新しくなりそうな予感はないのに、住民に合わせたために様変わりした町になっていたり。

自分の思い出から、今このときになるまでの過程は、おおむね悪く見えるものです。取るにたらない変化に見えるときもあります。その過程の中を生きている人は確かにいるけれど、普通に生きていたら見えないものです。

この小説からは、そんな何かが老いていく過程を垣間見てしまったときの寂寥を感じました。


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