第127話

 異世界1ヵ月と11日目。


 と言う事で、日課の朝練後、朝食前までの2時間半で各ラインを5個づつ増産してみました。


 ≪ピロリン♪ スキル:魔法付与Lv5を取得しました。≫

 ≪ピロリン♪ スキル:錬金Lv5を取得しました。≫

 ≪ピロリン♪ スキル:鍛冶Lv3を取得しました。≫

 ≪ピロリン♪ スキル:造形Lv4を取得しました。≫


 最近、本当に物を作るのが、早くなったな・・・。

 とくに金属とかの造形が滅茶滅茶早い。プラスチックを扱う様な気軽さで、金属を操れるってのが大きいなw


 そして、久々にステータス確認

『ステータス』

 ************************************

 名前:カイト(冴島海渡)

 年齢:5歳(27歳)

 種別:人族(+α)

 職業:冒険者 魔道具職人 商人 (テスター)(考古学者)

 Lv:30

 HP:110003/110003

 MP:203422/203626

 筋力:146062

 俊敏:65659

 武術:剣術Lv10 槍術Lv10 忍術Lv10 体術Lv10

 魔法:火Lv4 水Lv10 風Lv3 土Lv4 光Lv5 闇Lv4 聖Lv2 時空間Lv4

 スキル:鑑定Lv5 アイテムボックスEx 言語理解Lv10 経験値増加

     スキル取得補助 隠密Lv6 気配感知Lv9 女神の知恵Ex 料理Lv4

     魔力感知Lv7 魔力操作Lv5 3DレーダーマッピングLv8 多重処理Ex

     身体強化Lv3 魔法付与Lv5 魔力吸引Lv3 ロックオンLv1 伝心Lv2 

     ネットリンクLv1 クロックアップLv1 身体加速Lv1 錬金Lv5

     鍛冶Lv3 造形Lv4

 称号:武術マスター(異世界の訪問者)(神々の使徒)(インテリ筋肉)

    (冒険に童貞を捧げし者) オークの天敵 オーク・キングの悪夢

    火事場泥棒 蟻の天敵 キラー・アンツ・クィーンの悪夢

    異世界からの魔道具マイスター 付与魔法の異端児 リザードマンの悪夢

    聖獣の友 フェンリルの名付け親 異世界の魔法具現者 精霊の友

    水精霊の名付け親 水の精霊王の契約者 ワイバーンの悪夢

    異世界からの合金マスター 異世界からの爆買い王 ガチコンブの天敵     ギガ・ガチコンブの悪夢 サクラの救世主  異世界からの算数教師

    異世界からの食の探究者

 加護:水の精霊王の加護 女神ジーナの加護

 ************************************


 あれ?いつの間にか名前がカタカナ名で定着してる?

 あれれ?『異世界からの爆買い王』とかへんな称号も増えてた。


『ねえ、知恵子さん、カカオって何処かにないの?』


『カカオと言うか、チョコの木になる実がチョコの実と言う、元の世界のチョコですね。形はカカオの形してます。』


『なんと好都合な実だww 何処にある?』


『ここら辺だと、絶界の森の東寄りに群生地帯がある筈です。こちらから行くと、北東に570kmぐらいですかね。』


『他は?』


『他だと、南西の方の『魔の森』と呼ばれる魔素の濃い森にもあるようです。他にもありますが、味が格段に落ちますね。』


『なるほど。570kmか・・・ 約1時間か。ありがとう。ちょっと考える。』


『もうちょっと1日の時間があるか、手分けして任せられる人が居ればなぁ・・・ 唯一戦力になるのがフェリンシアだけってのも辛いよな。

 フェリンシアにもレーダーマッピングと知恵子さんと飛行魔法があれば、かなり楽になるんだけどなぁ。』


『でもフェリンシアさんなら飛行魔法ぐらいなら、教えれば使えると思いますが?』


『え?そうなの?』


『はい、必要な魔法特性はお持ちだと思います。』


『そうか、じゃあ今度教えてみよう』



 朝食時にオスカーさん、ヨーコさん、ダスティンさんに、各生産ラインを5個作って地下工場に配置したので、必要あれば、増産可能と伝えた。


 カフェのメニューはスタンダードメニュー+季節のメニュー とするので、当面はスイーツ部隊に教えた物で行ける事を伝えた。


 今朝はアルマーさんに合いに行き、王都行の日程を聞いて来る事と、あとは飛行機の開発と改良を行う事を伝えた。


 朝食後、フェリンシアとアルマーさんの所へ向かいながら、話をしていた。

「ねえ、フェリンシア、飛行魔法覚える気ない? 多分フェリンシアなら出来ると思うんだけど。」


 すると、フェリンシアさんが、ニマーっと笑いながら、

「ふふふ、実はですね、私、何回も海渡と一緒に飛んでるうちに、魔法を解析して真似てみたんですよ。」

と自慢げに胸を逸らし、鼻の孔を膨らますフェリンシア。


「と言う事は、飛べるようになったと!?」


「ええ、海渡程の速度ではないですが、飛べるようになりました。」


 おお!正に『門前の小僧習わぬ経を読む』って奴か!!!!


「凄いじゃん!!!!」

と一緒になって喜ぶ海渡とフェリンシア。


 仲良さげにはじゃぐ10歳の美少女と5歳の幼児。絵的には可愛いのだが、内容は強烈だと言う事を眺めている大人は知らないのだった。


 そこで、フェリンシアにチョコの実の話をしてみた。

「北東に570km辺りに、チョコの木と言う、美味しい実がなる木があってね、そのチョコの実を使うと滅茶滅茶美味しいデザートが出来るんだよ。だけど、飛行機の改良とかやらないといけないから、どうしようかと・・・。」


「え、そんな美味しい実があるんですか! 私採って来ますよ?」


「良いの? もしそれがあれば、美味しいチョコレートやチョコレートケーキ、チョコパフェ、チョコクッキー、チョコパン・・・色々作れるようになる。」


 と言う事で、フェリンシアさんに、お願いする事になりました。

 判らない事とかあったら、智恵子さんに色々伝心で聞く様に伝え、ここから別行動となりました。


 そして、現在、海渡はアルマーさんと打ち合わせ中。

「カイト君、つい、うっかりしていたんだが、アレスター商会を潰しちゃっただろ。あれの影響で王国全土で塩の不足が起きてる可能性があってね。早急に王都に支店出して貰ったりしてもらわないといけないんだよ。まあそれにドラーツ公爵の告発も急がないとなw」


「あ・・・そう言えばそうですね。それはマズイですね。日程いつにしますか? 明日か明後日には出ないと拙そうですよね?」


「うん、そうなんだよ。ちょっと先走りすぎたねww まあ、旧アレスター商会の資産を商業ギルドが抑えているから、当面の塩は商業ギルドで上手く処理すると思うんだけどね。」


「で、同行者はどうしますか? 即座に動かすとなると、あの飛行機なので、あと座席を4つ増やすと満杯になっちゃいますが。私以外で定員は8名ですね。」


「ふむ・・・すると、カイト君、フェリンシアさん、俺と、あと6名か。まあそれだけあれば、何とかなるかな。 あ、あと王都に行く際には、飛行機にトリスターの紋章を一時的に入れる事は可能か? 敵味方の識別になるのでな。」


「紋章の件、了解しました。 じゃあ、明々後日の朝出発って事にして貰って良いでしょうか?」


「判った。それまでに、人選しておく。」

と言う事で話が決まった。


 帰りに、紋章のサンプルって事で、トリスター家の旗を貸して頂いた。


 あーー忙しい・・・。


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 ご指摘ありがとうございました。誤字を修正致しました。

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