第17話
うーん、いきなり5匹はキツイかな? と言いつつも、
今回は、ぶっつけ本番だが、結界から10m地点の戦闘跡地を利用して、罠を用意する事にした。
素早く、血と、頭部の一部が落ちている先の地中に深さ4m、縦横5m×5mの空洞を作り、崩れない程度に地表を裏から軽く固める。
穴の底には、硬く固めた土の円錐状の槍を敷き詰め、海渡本人は木の陰に隠れ、獲物の到着を息を殺して待つ。
20秒も経過しない内に、血の臭いを嗅ぎつけた5匹が、ノコノコやって来た。
どうやら、仲間が
2つの血の跡と、残った仲間の部位を発見し、慌てて5匹が走り寄って来る。
さあ、上手くいくかなww?
戦闘の2匹が罠の上に到達した時、「ズボッ」と片足が埋まり、そのま連鎖で薄く固められてた地表が、崩れ落ちる・・・2匹と一緒に。
3匹目は止まれず、前のめりに落ちて行ったw
4匹目は辛うじて止まったんだが、5匹目が後ろからぶつかって、バランスを崩し、足から落ちる。
穴からは、「ピギャー」とか悲鳴らしき鳴き声が複数聞こえる。
「5匹目GJ!!♪」
と呟きつつ、準備してあった、ウィンドカッターを1発発射し、残った5匹目をサクッと始末する。
首から切断された5匹目も、結局穴に落ち、その重みで、更なる悲鳴が聞こえる。
他のオークが気付く前に、素早く穴の淵にかけより、大き目の魔力を集めたウィンドカッター2発を発射し、残った4匹を確実に仕留めた。
土で固めた槍が至る所に貫通しており、穴の中は壮絶な状況だった。
わぁ・・・スプラッタームービー顔負けだな・・・。
≪ピロリン♪ Lv7にレベルアップしました。≫
土の槍を消し、穴の深さを50cmぐらいまで、グイッと押し上げて、オークをアイテムボックスに収納。
穴を完全に埋め、結界へと戻る。
『ステータス』
************************************
名前:(冴島海渡(仮))
年齢:5歳(27歳)
種別:人族(+α)
職業:(テスター)(考古学者)
Lv:7
HP:950/1642
MP:1190/2090
筋力:2174
俊敏:971
武術:剣術Lv10 槍術Lv10 忍術Lv10 体術Lv10
魔法:火Lv1 水Lv1 風Lv1 土Lv1 光Lv1 闇Lv1 聖Lv1 時空間Lv1
スキル:鑑定Lv3 アイテムボックスEx 言語理解Lv10 経験値増加
スキル取得補助 隠密Lv5 気配感知Lv5 女神の知恵Ex 料理Lv1
魔力感知Lv2 魔力操作Lv2 エクストラレーダーマッピングLv3
多重処理 身体強化Lv1 魔法付与Lv1
称号:武術マスター(異世界の訪問者)(神々の使徒)(インテリ筋肉)
(冒険に童貞を捧げし者)
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うん、上がったね♪ 俊敏もあと少しで4桁行くし。
何か、ステータスが上がったお陰か、体が異常に軽い。
ちょっと軽く飛ぶと、7mぐらい上がったよ? 体重が軽いからかな?
でも、この計算でLvが上がっていったら・・・Lv50ぐらいだとどうなるんだろう? 大丈夫かな、俺? 人間じゃなくなるんじゃないの?
うん、考えてどうにかなる問題じゃないから、スルーしてっと・・・丁度良い時間だから、昼飯にしよう。
取り合えず、自分でどうにも出来ない事は、考えても意味が無いと、ベースキャンプへと戻ってきた。
「昼飯は、久しぶりの棒ラーメンにします。」と宣言。
5袋(1袋2食入り)持って来た棒ラーメン、これで残り4袋。
「もう、補充は出来ないだろうから、残りを大事に食べないとなぁ・・・。」
残りの袋を見ると、ちょっと切なくなる。
『ラーメンの無い人生なんて・・・』と、どっかの誰かが言いそうな言葉だが、ラーメン大好きな海渡は、定期的にラーメンを食べないと、落ち着かない。
バックパックに入れてた日本の食料は、残り、レトルトカレー4袋、乾パン1袋、レトルトご飯4パック。
しかし、女神から頂いた米や調味料もあるから、時間が出来たら、ラーメンにも挑戦してみたい・・・調理スキルあるから、上手くすれば、豚骨ラーメン作れるんじゃないかな?(オークで) と少し期待している。
どうせなら、焼き豚をオーク肉で作りたいのだが、決定的にネギとか調味料とか不足してるから、昨夜の残りのオーク肉を5mmぐらいの厚さでカットし、
簡単に醤油で漬け焼きして、完成したラーメンにトッピング。
「いただきます!」と手を合わせ、まずはスープから。
「ぷはぁー、やっぱラーメンだよね!!」
焼き豚モドキは、まあご愛敬だが、オーク肉はやはりここでも最強。
ハフハフと一気に食べてしまった。
後片付け・・・(と言っても、コッフェルを軽く魔法で出した水で洗って、アイテムボックスに収納)をして、午後の予定を考える。
「さっき倒した5匹でLv1個上がった訳だが、この先、ドンドン上がりにくくなるだろうな。出来れば、最低でも午後に2レベル・・・可能なら、Lv10まで上げたいのだが、無理は禁物だしな。」
この森を安全に出るには、どれくらいまでLvを上げれば良いだろうか? やっぱり、Lvと言うよりも、ステータス値的には、オーク・キング並みにならないと、ダメだろうな。
取り合えず、このまま午後もオーク狩りと言う事で、方針を決め、結界の境界へと足を運ぶのだった。
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