文化祭当日 決勝

「クイズバトル、決勝戦~」


 進行役の実行委員が、マイク片手にタイトルをコールした。

 体育館のに並べられたパイプ椅子に座る全校生徒と教師たちから拍手が上がる。

 体育館の壇上に四台の机が置かれ、その上にはマイクと早押し機が用意されていた。

 

「決勝まで勝ち残った三人を紹介します」


 進行役の声のあと、袖幕から三人が現れ、それぞれの机を前に立つ。

 進行役に近い順から、学年と部活、名前が紹介される。

 勝ち上がれたのは、水泳部三年生男子、山本。

 バスケ部二年生男子、中村。

 そしてクイケン部一年生女子、伊藤の三人だ。

 

「ルールーの説明をします。これから問題を読み上げますので、わかりましたらお手元の早押し機のボタンを押してください。正解しますと一ポイント。誤答しますと、一ポイント減点となり、その問題の解答権を失います。ゼロポイント以下にはなりません。一番先に三問正解した人が優勝となります」


 進行役の実行委員が説明しているところ、舞台の袖から壇上に出てきた生徒がいた。

 見るからに愛くるしく小柄な、クイケン部部長である。

 実行委員に手を差し出し、マイクを受け取ると舞台の前へ進み出た。


「生徒諸君、わたしがクイズ研究部部長、佐藤志紀である。本日、わたしたちが制作した問題の数々を解いてくださった全校生徒の皆さん、クイズを楽しんでいただけただろうか。そして、勝ち上がってきた三人には、心ばかりの賛辞を贈ろう、『おめでとう』と。これより決勝戦ではあるが、このまま行うのでは場が盛り上がらない。そこで君たちにサプライズを用意した。この決勝戦に、わたしも参戦させたいただく」


 クイケン部一年生、伊藤は肩を落として息を吐いた。

 自分たちが決勝戦に残れなかったときのために、はじめから部長は保険をかけていたのだ。

  

「決勝戦の問題を作成したのは、我が部の副部長であるが、どのようなクイズが出題されるのかは、君たち同様、わたしも知らない。とはいえ、いち早く三問正解した者が優勝となるルールでは、クイズ慣れしているわたしと素人の三人とではフェアーではない。そこにいるクイケン部一年生は、たしかに我が部の部員ではあるが、彼女は部内でも最弱なのだ。そんな彼女がどうしてこの場にいるのか? おそらく運が味方したのだろう。だが決勝戦では実力が試される。ビギナーズラックはここまでだ」


 部長の言葉に伊藤は、おっしゃるとおりでございますと肩身が狭い思いになる。

 クイケン部の中で早押し速度や解答正解率が一番低く、高校からクイズをはじめた経験の浅い自分が、なぜに決勝戦まで勝ち上がれたのか。

 まさに運が良かったからに違いない。


「そこで、参加条件として、わたしの勝利条件を十問正解に引き上げさせていただいた。つまり、君たちは、わたしを含めた四人の中で誰よりも早く三問正解すれば優勝となる。だが、わたしが優勝するには、君たち三人よりも先に十問正解せねばならない。どうだろう、このハンデ。文化祭実行委員からの了承はすでに得ている。君たちもわたしの参加を認めてほしい。わたしは純粋にクイズを楽しみたいのだ」


 伊藤は心からの拍手をした。

 おなじクイケン部員として、拒む理由はない。

 むしろ大歓迎だ。

 他の部員が勝ち上がっていたのなら、部長は出場を辞退したかもしれない。

 部員思いでお優しい先輩なのだ。


「わたしも、純粋にクイズを楽しみたいです」


 クイケン部一年生、伊藤の声が体育館中に響き渡る。

 その後に続く形で、勝ち残った三年生と二年生も、すんなりクイケン部長の参加を認めた。

 いくらクイズ慣れしているとはいえ、三倍以上のハンデ。

 しかも、高校生とは思えない小柄な部長をみて、容易に勝てると思ったのだろう。

 部長を甘く見ると痛い目にあうのに……。

 伊藤は、深呼吸して気を引き締めた。


 四人が早押し機のボタンチェックをすませ、進行役が問題文を読みあげる。


「問題。狂言師の修行する演目を表す『猿に始まり狐に終わる』の猿は『靭猿』ですが」


 ピンポーンと鳴り響く。

 手元の早押し機のランプが赤く点灯しているのは、クイケン部部長。


「釣狐」

「正解です」

 

 ピポピポピポピポーン、と正解を知らせる軽快な音が、体育館に鳴り響いた。

 観客席側に座る全校生徒はもちろん、水泳部三年生とバスケ部二年生が、なんのことやらわからないといった表情でまばたきを繰り返している。

 そんな彼らを横目に見ながら伊藤は、決勝戦の問題レベルを知った。

 難しいベタ問だ。

 クイケン部員の先輩たちなら、ただのベタ問というかもしれない。だが、高校から入部して始めた伊藤にとって、知らない問題だった。

 

「クイズ研究部部長に一ポイントです。もう一度、問題を読みます。狂言師の修行する演目を表す『猿に始まり狐に終わる』の猿は『靭猿』ですが、狐は何でしょう? 答えは『釣狐』でした」


 伊藤は、ボタンが押せなかった。

 今回のは、ですが問題。

 ですが問題には、だいたい法則がある。

「〇〇はナントカですが、××は何?」という形式で、○○にあたる単語と××にあたる単語が関連していることが多い。

 今回の問題、猿に始まり狐に終わるといっているのだから、答えは狐のはいった言葉がくる。

 それがわかっていても、釣狐を知らない。

 だから押せなかった。


「問題。『オリンピックは勝つことでなく参加することにこそ意義がある』という名言も残している、フランスの教育者」


 ピンポーンと鳴り響き、早押し機のランプが赤く点灯する。

 早押しボタンを押したのは、またもや部長。


「クーベルタン」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと、正解を知らせる軽快な音が体育館に鳴り響いた。


「クイズ研究部部長、これで二ポイントです。問題をもう一度読みます。『オリンピックは勝つことでなく参加することにこそ意義がある』という名言も残している、フランスの教育者で、五輪の旗の考案など、近代オリンピックの基礎を築くのに尽力したことから『近代オリンピックの父』と呼ばれるのは誰でしょう? 答えは『クーベルタン』でした」


 水泳部三年生は、そうだとぼやきながら頭をかく。

 バスケ部二年生は、もう少し聞いたらわかったのに、と口にして、小柄のクイズ研究部部長を睨んでいた。


「わかっていても、早押しボタンを押して解答権を手に入れなければ答えられないのだ。答えたければ、わたしより早くボタンを押すのだな」


 クイズ研究部部長は、睨んでいるバスケ部二年生に対して、余裕の笑みをみせた。


「問題。手ではなく、足でボールを打ち返す」


 ピンポーンと鳴り響く。

 早押し機のランプが点灯しているのは、バスケ部二年生の中村。


「サッカーだろ」

「不正解です」


 ブブブブブブー、と情けない音が体育館に鳴り響いた。


「残りの三人で問題を続けます。手ではなく、足でボールを打ち返すことから、『足のバレーボール』と」


 ピポーンと鳴り響く。

 押したのは、やはりクイズ研究部部長。

 

「セパタクロー」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと、正解を知らせる軽快な音が体育館に鳴り響いた。


「クイズ研究部部長、これで三ポイント連取です。問題をもう一度読みます。手ではなく、足でボールを打ち返すことから、『足のバレーボール』と呼ばれることもある、東南アジアでよく行われているスポーツは何でしょう? 答えは『セパタクロー』でした」


 伊藤は感心した。

 さすがだ。

 だてに部長をされていない。

 確定ポイントを意識している。

 手ではなく足でボールを打つのは、サッカーだけじゃない。

 蹴鞠やフットゴルフ、足のお手玉のフットバッグ、ベトナムのダーカウもある。

 でも「打ち返す」といっているし、ポイントは「足のバレーボール」だ。

 それだけ知っていながら押せない。

 伊藤は自分が情けなかった。


「問題。ナイアガラの滝を三つにわけると、カナダ」


 ピンポーンと鳴り響く。

 早押しボタンを押したのは、水泳部三年生の山本。


「アメリカ」

「残念、不正解です」


 ブブブブブブー、と寂しく音が体育館に鳴り響いた。


「残りの三人で問題を続けます。ナイアガラの滝を三つにわけると、カナダ滝、アメリカ滝と」


 早押しボタンを押したのはもちろん、クイズ研究部部長だった。

 

「ブライダルベール滝」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと、正解を知らせる音が体育館に鳴り響き、おおーっという生徒たちの声が聞こえた。


「クイズ研究部部長、これで四ポイント連取です。問題をもう一度読みます。『ナイアガラの滝を三つにわけると、カナダ滝、アメリカ滝となんでしょう』? 答えは『ブライダルベール滝』でした」


 なんだよそれ、とバスケ部二年生の中村がぼやく。

 

「ご存じない人のために説明させていただくと、ナイアガラの滝は三つの滝から構成されており、そのなかでもブライダルベール滝は、三つの中で一番規模が小さい。花嫁衣装のベールのようだというのが名の由来です。カナダ滝以外の二つはアメリカ側に位置している」


 クイズ研究部部長の説明を聞いて、水泳部三年生の山本は、なるほどとうなずいていた。


「問題。結婚記念日で、金婚式は五十年目、」


 早々と早押しボタンを押したのは、バスケ部二年生の中村だった。


「二十五年」

「残念、不正解です」


 ブブブブブブー、と虚しく音が体育館に鳴り響いた。


「残りの三人で問題を続けます。結婚記念日で、金婚式は五十年目、銀婚式は二十五年目に行われますが」


 早押しボタンを押したのは、クイズ研究部部長。


「七年」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと、正解を知らせる音が体育館に鳴り響くとともに、全校生徒からどよめきが上がった。


「クイズ研究部部長、連続正解で五ポイント獲得。問題をもう一度読みます。結婚記念日で、金婚式は五十年目、銀婚式は二十五年目に行われますが、銅婚式は何年目に行われるでしょう? 答えは『七年』でした」


 伊藤はまったく手が出なかった。

 金、銀ときたら銅が問われているのは想像がつく。

 ついたとしても、銅婚式が何年なのかを知らなかった。


「問題。輸出用のものには、赤色のパラフィンワックスがかけられていたことから、日本では赤玉とも呼ばれる、オランダの」


 だれも押す気配がない中、部長が早押し機を押した。


「エダムチーズ」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと体育館に鳴り響いた。


「クイズ研究部部長、連続正解で六ポイント獲得。問題をもう一度読みます。輸出用のものには、赤色のパラフィンワックスがかけられていたことから、日本では赤玉とも呼ばれる、オランダの代表的なチーズは何でしょう? 答えは『エダムチーズ』でした」


 水泳部三年生の山本、バスケ部二年生の中村、クイケン部一年生の伊藤は三人揃って腕を組んで首をひねっていた。

 クイズのジャンルがノンジャンルすぎて、手が出ない。


「問題。ホタテ貝は何科に属するでしょう?」


 シンプルな問題が出た。

 全員が一斉に早押しボタンを押す。

 ランプが点灯したのは、クイケン部一年生の伊藤だった。


「イタヤガイ科」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと、正解を知らせる音が体育館に鳴り響き、ヤッターと両手を突き上げながら叫んでいた。

 来る日も来る日もベタ問をやり続けてきた中で覚えた一問が、決勝戦のこの場で出題されるとは、何たる幸運。

 しかもはじめて部長に押し勝ち、正解した。

 このあとの問題、押し負けたとしても悔いはないとさえ思うほど、伊藤は嬉しかった。


「クイケン部一年生の伊藤さん、一ポイントです。では次の問題」


 進行役の声に、伊藤は我に返り、早押しボタンに指を乗せた。


「問題。理髪店前で回っているサインポール。三つある色の意味は」


 これ知っている。

 伊藤は早押しボタンを押すも、先に部長に押されてしまった。


「包帯」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと体育館に鳴り響いた。


「クイズ研究部部長、七ポイント獲得。問題をもう一度読みます。理髪店前で回っているサインポール。三つある色の意味は赤色が動脈、青色が静脈ですが、白は何でしょう? 答えは『包帯』でした」


 押すタイミングが早い。

 もう少し早く押せたら、と伊藤は思いながら、答えがすっと口に上らない自身に歯がゆさを感じた。

 

「問題。戦国時代の武将、織田信長の実の父は織田」


 全員が一斉に早押しボタンを押す。

 ランプが点灯したのは、バスケ部二年生の中村。


「織田信秀」

「残念、不正解です」


 ブブブブブブー、と音が体育館に鳴り響く。

 どういうこと? と不審な顔をする彼をよそに、問題文が再度読み上げられる。


「問題。戦国時代の武将、織田」


 早押しボタンを押したのはクイズ研究部部長だった。


「斎藤道三」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと体育館に鳴り響いた。


「クイズ研究部部長、八ポイント獲得。問題をもう一度読みます。戦国時代の武将、織田信長の実の父は織田信秀ですが、義理の父は誰でしょう? 答えは『斎藤道三』でした」


 今の問題は答えられた。

 わかっていても、押し負けたら答えられない。

 手が届きそうで届かない。

 三人は、部長を横目に下唇を噛んでいた。


「問題。チェスのボードで、縦の列をファイル、横の」


 部長だけが早押しボタンを押した。


「ダイアゴナル」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと体育館に鳴り響く。


「クイズ研究部部長、九ポイント獲得。ついにリーチです。では問題をもう一度読みます。チェスのボードで、縦の列をファイル、横の列をランクといいますが、斜めの列を何というでしょう? 答えは『ダイアゴナル』でした」


 チェスなんてわからない、とバスケ部二年生の中村がぼやいた。

 英語で対角線のことか、と水泳部三年生の山本が呟いて息を吐く。

 伊藤は横目で部長をみる。

 次の問題、部長が答えるか否かで優勝が決まる。

 自分が答えなくても部長が勝てば、部費は増額される。

 押し勝たなくてもいい。

 でも、部長と真剣勝負できる機会は次もあるのだろうか?

 

「問題。約三千四百度と、金属元素の中で最も融点が高い、原子番号七十四番、」


 一斉に早押しボタンを押す。

 押し勝ったのは、水泳部三年生の山本だった。


「タングステン」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと体育館に鳴り響き、全校生徒からどよめきが起きた。


「水泳部三年生の山本が一ポイント獲得しました。問題をもう一度読みます。約三千四百度と、金属元素の中で最も融点が高い、原子番号七十四番、元素記号Wで表される元素は何でしょう? 答えは『タングステン』でした」


 今のは、簡単には勝たせない、という彼の気迫が感じられる早押しだった。

 伊藤は周りを見て気づく。

 勝利を諦めた顔をしている者は、壇上にはいなかった。

 当たり前だ。

 まだ勝敗は決まっていないのだから。


「問題。井上喜久子が教祖」


 一斉に早起きボタンが押された。

 ランプが点灯したのは、バスケ部二年生の中村。


「十七歳教!」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと鳴る中、絶叫に近い解答だったせいか、体育館に笑い声が響きわたる。

 

「バスケ部二年生の中村も、一ポイントです。問題をもう一度読みます。井上喜久子が教祖をしているのは何歳教でしょう? 答えは『十七歳教』でした。次の問題、クイズ研究部部長以外の誰かが正解すれば、リーチとなります」


 進行役が声を張り上げた。

 早押しボタンに指を置く。

 絶対、誰よりも、早く、押す。

 問題文が読まれる一瞬、四人の意識は同じだった。


「問題。それ」

 

 ピンポーンと館内に音が鳴り響いた。

 押したのは二人。

 早押し機のランプが点灯していたのは、クイズ研究部部長。

 その顔に不安は微塵もなかった。


「触媒」

「正解です」


 ピポピポピポピポーンと体育館に鳴り響き、全校生徒から驚喜の声が上がった。

 

「勝者、クイズ研究部部長です。問題文の続きを読みます。『それ自体は変化せず、化学反応に際し、反応の速度を速めるものを何というでしょう?』答えは『触媒』でした」


 進行役が解説するなか、クイケン部一年生の伊藤は、称賛の拍手を送った。

 このタイミングで、こんなベタ問がくるとは、思わなかった。

 自分も押したのに、部長のほうが早かった。

 先程の触媒の問題は、「なぜ山に登るのか」というニューヨーク・タイムズの記者の質問に対して、「そこに山があるからだ」と答えたという逸話で知られている、一九九九年にエレベストで遺体が発見されたイギリスの登山家は誰でしょうという、手垢まみれのベタ中のベタ問に匹敵するベタ問だった。

 それに気づいて反射的に押しては見たものの、まだまだ遅い。

 壇上から降りた時、伊藤は部長に声をかけられた。


「最後の早押しは、なかなかよかった」

「ありがとうございます。部長にはまだまだ及びません。自分の未熟さを痛感しました」

 早押し問題の前半、手が出なかったのは事実だった。

 伊藤は部長を見ながら、この人は一体どれだけのクイズを解いてきたのだろうと考える。

 自分の二倍、三倍。

 いや、十倍以上かもしれない。

 ひょっとすると、それ以上かも。

 知識と経験の差は、勇気や運だけでは埋められない。

 伊藤は思わずため息が出てしまう。


「部長のように強くなるにはどうしたらいいでしょうか」

「クイズに限らず、何事も長い期間をかけて育成されるべきもの。だが現実は、早急に使い物になるよう鍛える必要がある。さもなくば、あっという間に落ちこぼれる。わたしができるのは、できるだけ機会を与え、押し負けながら早押しに慣れてもらうことぐらい。クイズプレイヤーになるとはおそらく、そういうことだと、わたしは思う」


 部長は微笑み、背の高い後輩の背を叩いた。

 後日。

 生徒会から、クイズ研究部に増額分の部費が支給された。

 もちろん、部長に一カ月分の食券が贈られたのは言うまでもない。

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