私は、書き終わった直後の、『なんと素晴らしい作品を書き上げたんだー!!、自分は天才だー!!』という陶酔感に浸りたいから書いていると言っても過言ではありません。
こういう幸福感や自己肯定感を感じることは、生きていく上で、とても重要だと思います。執筆活動は、飲酒や喫煙(私は吸いませんが)代わりに、無料で脳内アドレナリンを出せる、コストパフォーマンス抜群のストレス発散方法ということになります。
つまり、執筆中、及び、執筆直後の高揚感は、作品の出来・不出来とは関係なく、誰もが感じる生理的に自然な感情であるということを十分理解して、自分をコントロールすることが重要だと思います。
なお、あまりにもクオリティが低い場合、全く読まれない・読者から辛辣なコメントが来る、という、逆にストレスが溜まる結果となりますので、そこには十分注意する必要があります。
逆に、クオリティが高く、あたたかい応援や熱いレビューをもらえれば、執筆後も幸福感が得られるという、『おまけ』がつきます!
作者からの返信
作者はみんな同じですよね! こんなものが書けたんだという幸福感は巣バラいい経験だと思います。
適度な自信、適度な客観性。なにごとも適度が一番のような気がします。
とても興味深く拝読しました。同時に自戒が必要だと改めて認識させていただきました。
現在わたしはマーケットに流通する書籍を読むことができません。小説だけでなく仕事に関する実務書に至るまですべてですので相当深刻な事態が6年ほど続いています。WEBの小説を読むことはできますが書く時間も細切れにしかかき集められませんので、客観性を保つために20歳前後に読んだ小説の記憶とわたしの今書いている小説とを比較することはあります。それこそ内田百閒さんの小説やエッセイに肩を並べられないだろうかという無謀なチャレンジです。中二病のようにそういう作品と妄想の中で戦っているつもりなんです。
ただひとつわたしの客観性維持に救いがあるとしたらそれは。
わたし自身の小説と同じように皆さんの素晴らしい作品に触れた時、中二病そのままにのめり込み感動してしまうことのような気がします。
長文になり申し訳ありません。
作者からの返信
いろいろとご事情があるみたいで大変ですね……。
客観性の維持は、読める本を読むことでそれと比較して、前向きになんとかするしかないですね。
「親バカ」は構わないけど「バカ親」にはなるな、という話ですよね。
親バカは結構だと思うんですよね、自分の作品を最も愛してあげられるのは作者自身なので。ただその作者がバカ親に成り下がったら、子供である作品もバカのまま成長しない。と、そういうことを仰っているんですよね。
バカ息子を客観視するのに1週間じゃ足りないですね、私の場合。
最低1ヵ月だな。12月に書いたものを、未だにアップしてないんですよ(笑)
1ヵ月放置して、直して、下読みをお願いして、また直して、また1ヵ月放置して。もう半年だ!
それだけやってもまだあの程度か……って感じでね、アップした後も1年後に全改稿とかやっちゃうんですよね。
親バカすぎて、毎年毎年その時に合う服を買い替えてやってるような。
子供(作品)が自立(出版)してからでは、親(作者)は何もできないんですよね。手をかけてあげられるのは、手元で面倒を見てあげられる間だけ。
その限られた時間で、どれだけその子を育ててあげられるか。
可愛い子に旅をさせる(読んで貰って感想を貰う)のも大切ですね。
作者からの返信
「バカ親」! まさにその通りです。
すごいですね、そんなに時間をかけて……、逆に内容忘れたり情熱が下がったりしないですか?
というか、さすがプロの意見、参考になります!
やっぱりそれくらいの間が必要なんですね。
推敲まで数か月空けるべきといったん書いたのですが、そのソースが何か忘れたので、省いたのです。一か月は必要と追加しようかな……。
有り難うございます!
親バカ問題は、書き手である限り、なかなか逃れない気がします(><)
一番助かるのは、こちらも信頼を置いている第三者に読んで、意見をもらうことですよね(*´▽`*)
それがなかなか難しいのですけれども……(*ノωノ)
でも、カクヨムでも交流を深めた方とは、できなくはないかも、と思ったりします(*´▽`*)
作者からの返信
ですね。上手く意見をやりとりできる仕組みがあればいいんだけどなーと、最近思案中です。
この『親バカ』問題は、なかなか難しいですね。小説を書いている以上、無くなることのない問題だと思います。
自分の作品に対する愛が無くなることなんてないし、書いていて楽しくないと書き続けられない。書き手が楽しんでいなくて、どうして読み手が楽しめるのか。自分が好きなことだから、楽しいことだから、その好きな気持ちや楽しさを読み手に伝えられる。
小説とはそういうものだから、決して『親バカ』がいけないわけではないのですが……。
やはり、愛は盲目、アバタもエクボ。冷静さを失ってしまう危険は絶えずあり、執筆はその危険と隣り合わせ。気づかぬうちに、その愛欲の深みに嵌っているものですね。
解決法はないので、いかに付き合うかが重要なのかもしれません。
作者からの返信
何事も程度問題。はい、適度な親バカはOKです!
でも、行き過ぎるとまずいですよね。
編集済
私は一つ目の「推し作家や周りの仲間の作品が良く見える」タイプの親バカが怖いな、と思います。
このタイプの親バカになると、「なんで私が推した作品が受賞しないんだ!このコンテストはおかしい!」になりますし、作者様には絶賛コメントしか送らないので作者様の親バカをも助長させてしまうのです。
作者が自分の作品について親バカになってしまうのは、問題ではありますが、当たり前の話です。
そこをいかに傷つけず指摘するか、が本来の推し作家や仲間作家を応援するやり方なのかな、と思います。
大抵の人は、赤の他人に「○○の箇所が良くなかった」と書かれると、批判?中傷?と不安になります。怒り狂って削除する人もいます(コメントだけでなく作品も!)。
オブラートに包むかどうかの問題で、ぜんぜん知らない方からでも丁寧な指摘をくださる方はいますが、私が過去カクヨムで見掛けた読み専さんからの指摘は、「○○が急にデレてつまらなくなったから読むのやめた」「××話からだれてきて面白くなくなった」とかの一行二行ばかりなんですよね……。確かに修正すべきポイントを教えてくれていますが、どうすべきか、というかそもそもどこまで真剣に受け止めるべきか、悩んでしまいます。
そういうところを冷静にフォローしてくれる人々がいればいいんだけど……。
「こんなに面白いんだから受賞しますよ!」と持ち上げてもらって親バカをこじらせた作者が、どうやら客観的に見たらそうでもなかったようなので落選した、けど何が原因か分からなくて途方にくれる、というパターンも経験しています(現在進行形です、私自身の話です……)。
と、まあ、それはそれで甘えなんですけどね!!
理想は作者が自分で気づくことなんですから!!
ひとのせいにしてはいかんですね……すみませんでした。
初めての書き込みなのに長文失礼しました。適度にスルーしてくださると助かります。
作者からの返信
この問題はみんなが経験し、みんなが乗り越えようと努力するものなので、そういう問題があると冷静に認識できればまあ大丈夫のような気がします。
いえいえ、コメントありがとうございます!
これは本当にその通りですね。。
私も親バカが進行している自覚がかなりあるので、、客観的に我が子を見る冷静さを養わなければ…!と少し焦りました><
このまま進行してモンスターペアレントにならないように、客観的な視点から自分の小説を見れるよう精進して参ります……!
作者からの返信
モンスターペアレント! 確かにそれは怖い。我が作品を読めとDMで強要してくる人たちのことですかねー。
頑張ってください!
今回のエピソードは、まるで自分の事を言われている様で本当に心に刺さりました。
客観的に自分の小説を見直し推敲しているつもりでも、やはりドコかに「親バカ根性」と「焦り」の様な物が存在しています。
『脱過度な親バカ根性』を可能な限り排除し、健全な状態で物語を進めていける様改めて心を引き締めたいと思います。
貴重なアドバイス、ありがとうございました。
月光狼@MoonLightWolf
作者からの返信
参考になって何よりです。頑張ってください!
編集済
ひゃー、耳から血が出そう!
もう推敲し尽くした、と思うほど推敲を重ねても、1ヶ月あけてから見直すと、まだ粗がぼろぼろ出てくる不思議。
作品に対しては、祖父母くらいの立ち位置でいることが理想ですね。
(子どもに対して、親ほど愛着は持たずともよく、程よく距離をおける)
まぁ、それがとっっても難しいんですけど^^;