第18話:ドンスキー公爵家

ふぅ〜……前話では失礼しました。見事に完全復活してまいりましたよ。はい。ただ、あまりに鼻血を吹き出したせいで、何か大切な事を忘れてる気が……気のせいかしら?思い出せないのならきっと気のせいよね!という訳で!今日も今日とてリーアお姉様のお膝を堪能させていただいてます!


「う〜ん……何で招待状が……?」


すると、考え事をしながらお父様が私達のいる部屋までやって来ました。しまった……ここは応接間間だった……他の人が来ても不思議ではなかったわ……っていうか何で私達こんな場所でイチャついていたのかしら?あかん……リーアお姉様の匂い以外覚えてないわ……


「お父様?どうかされたのですか?」


あまりに真剣に考えるお父様に疑問をもったリーアお姉様がそう尋ねる。


「いや、実はね……ドンスキー公爵家からパーティーの招待状が来てるんだよ」


へぇ〜……公爵家っていうと、貴族で1番偉い家柄だったわよね……2番目は私達侯爵家で……まぁ、正直リーアお姉様の膝の匂い以外どうでもいいわ……


「ドンスキー公爵家からの?そのパーティーお誘いが何かおかしいんですか?」


リーアお姉様も割とどうでも良さそうだけれど、一応反応したからには聞かなきゃいけない感じで聞いた。


「うん。まぁ、あの家は何というかね……見目麗しい男性貴族しか招かないんだよ……だから、娘2人しかいなくて、私もこんな見た目だから、誘われた事なんて一度もなかったし、今後もないと思っていたんだけど……」


はぁ〜……なるほどねぇ〜……見目麗しい男性貴族だけ……ますますどうでもいいわねぇ〜……これが綺麗なお姉さんだらけならちょっと興味あるけど……


「しかも、招待状を読む限り、リーア。君に強く来てもらいたい感じが出ているんだよ」


「えっ?私ですか?」


リーアお姉様は手を口にあてて驚く。むっ、流石にこれには反応しない訳にはいかないわね。私はムクリと起き上り、精一杯目を潤ませ、リーアお姉様を見る。


「お姉様……!私を置いてどこかへ行ってしまわれるのですか……!?」


私は精一杯の妹っぽいキャラでリーアお姉様に甘える。


「セリーナ♡大丈夫よ♡私はセリーナを置いてどっかに行ったりしないわ♡♡」


リーアお姉様はそう言って私を抱きしめる。よし!作戦成功!最近リーアお姉様ってやたらと狙われるし、そういう危ない誘いは断るべきよね!しかも!抱きしめられてリーアお姉様の匂いもいっぱい取り込んで、まさに一石二鳥ね!


「まぁ、リーアにセリーナがそう言うなら、この誘いは断っておこうかな」


「はい。よろしくお願いします。お父様」


こうして、お父様はその日の内にお断りの手紙を書いて、私はリーアお姉様の匂いを存分に堪能したのでした。


めでたしめでたし

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