第3話 幽霊猫、マルタのプロローグ


 僕は本当にこの世界で生きていたのだろうか。

 時々、それが分からなくなる。

 

 ただ僕がすでに死んでいることに疑いはない。

 僕はどこかこの近くの路上で車に轢かれ、死んだ。

 

 わずかだがそのときの記憶もある。

 雨の匂い。

 強烈なヘッドライトの光。

 金切るようなブレーキの音。

 そして衝撃。

 ほんの一瞬間のそれが、生前の記憶、そっくり全てだ。


 けれど、それは死の根拠ではあっても、生きていた証ではない。

 僕はこの世界のどこに住んでいたのだろうか。

 そしてどういう暮らしをしていたのだろうか。

 それが知りたい。

 けれどなぜ知りたいのかは自分でもよく分からない。


 首輪をしていたというからどこかの誰かに飼われてはいたのだろう。

 事故に遭ったわけだから、外飼いの猫だったのだろうか。

 名はなんと呼ばれていたのだろう。

 本当にマルタと呼ばれていたのだろうか。

 僕は首を傾げる。

 ゴクラクにしつこく聞かれてつい答えてしまったが、じつはそのときふと思いついただけの名前だった。

 けれどデマカセではあったものの、口に出してみるとどこか頭の奥深いところから必然的にこぼれ落ちてきた名のようにも思えた。

 たとえばそれは洪水に削られた土手に一輪だけ残って咲く野菊のように、死が不手際にも取り残した記憶の残滓ざんしかもしれなかった。

 ただ、本当の名前であったとして、それでどうなるものでもない。

 猫には住民票もなければ、出生証明書もないわけだから。


 僕は本当にこの世界に生きていた猫なのだろうか。

 もしかすると、その一切合切がデタラメで気まぐれな神様の作り話のようにも思える。

 実際のところ、現状の僕はデタラメで気まぐれな作り話のような存在なのだ。


 そして死して生きているという事実は今なお、僕を多少の混乱に陥れている。

 

 亡霊となった僕が最初に目にした光景は、人間が四人、白い箱を囲んで立っている姿だった。

 僕はその箱の真下から彼らを見上げていた。

 人間たちはなにやら深刻そうな顔つきで、ボソボソとくぐもった声で話し合っていた。

 耳を傾けると話題は交通事故で死んでしまった猫についてのようである。

 どうやら箱の中にはその猫の死骸が入っているらしく、箱を抱えた中年の女は明日それを焼き場に持って行くと話していた。

 猫の飼い主が分からないので、どうすべきかという相談も聞こえてきた。

 不遇な猫もいたものだと気の毒に思ったが、なにかがおかしい。

 そのときになってようやく、自分がここでなにをしているのかという疑問に考えが至った。

 なにも分からなかった。

 自分が何者かさえ思い出せない。

 けれど代わりに事故の瞬間の記憶が蘇った。

 

 なるほど、死んでしまったのは僕なんだ。

 発覚した疑いようのないその事実に、僕は一度深く落胆のため息をついた。

 そして耳を平たく伏せ、尻尾で床を一度だけサッと掃いてみる。

 目を閉じると、僕を包んでいる膜の存在がなんとなく感じられた。

 それが死者と生者を分ける隔壁なのだろうと直感した。

 薄っぺらな膜一枚が僕を世界から切り離している。

 つとには信じがたいそういうことわりのようなものをすんなりと受け入れている自分がいる。

 目を開けて、今度は息を深く吸った。

 そして、いまさらどうしようもないと僕はすべてを諦めた。

 まずは、その場を去ろうと考えた。

 自分の死骸の入った箱の下でぼんやりしていても仕方がない。

 立ち上がり、人間たちに背を向けたところでふと行く手の頭上に視線を感じた。

 見上げると、棚の上に黒猫がいて僕を訝しげな目つきをしていた。

 そしてその金色の瞳がおまえは誰だと問うていた。

 僕はその視線から逃れるようにその部屋から出て行った。

 死者になったばかりなのに見知らぬ誰かと愛想よく会話ができるほど僕は社交的な猫ではなかったみたいだ。


 ステンレス製の四角いシンクの下が、とりあえず僕の住処となった。

 どうやらそれは業務用の流しらしく、なにを洗っているのか、時折けたたましい水音がしばしば頭上で響いた。

 またその度に僕が身を寄せているパイプホースの中を勢いよく排水が流れていった。

 また歩いたり駆けたりする靴音がひっきりなしにあたりから聞こえた。

 また蚊の羽音のような電子音や小さなモーター音があちこちでずっと鳴っていた。

 目を閉じると、なにか粗雑なものを大量に作っている工場にいるような錯覚に陥った。

 あまりの騒々しさに幽体が身を潜めておく場所としては相応わしくないように思えたが、僕はとりあえずそこに居座ることにした。

 幽体が居心地の良い場所を探して彷徨うなど、なにか本当にただの幽霊に成り下がるような気がして心が塞いだ。


 靴音から察すると、ここには昼間、主に三人の人間がいるようだった。

 それはあのとき僕が頭上に見上げた四人のうちの三人だろうと声で分かった。

 また動物病院らしく彼らの会話の中には、聞きなれない専門的な用語が多く混じった。

 手術とか入院などという言葉も聞こえた。

 おおむね真剣なやり取りの中に笑い声もよく上がった。

 セリさん、ナズナちゃんと呼び合う女性たちが空いた時間に談笑したり、院長と呼ばれる男性が下手なジョークを言って失笑を買ったりしていた。

 会話の中にゴクラクという名前が度々聞こえた。

 それがあの黒猫の名前であり、どうやらこの病院で飼われている猫だと判明した。

 そのゴクラクは院内を勝手気儘に歩き回る猫のようで、隙間から黒い猫足が近くを通り過ぎていくのが何度も見えた。

 時折、その足がすぐそばで立ち止まった。そしてしばらくの間、なにかを逡巡するように辺りの匂いを嗅ぎ取っている気配があった。

 おそらく僕に話しかけようかどうかと迷っているに違いなかった。

 僕はその度に目をつぶり眠っている振りをした。

 声を掛けられても無視をしようと決めていた。

 彼はきっと根掘り葉掘り僕の素性などを尋ねるのだろう。

 それを考えるだけでうんざりした。

 なにより聞かれたところで僕はほとんどの答えを持ち合わせていない。

 幸いなことにその日、ゴクラクが僕に話しかけてくることはなかった。


 夜になると、昼間の騒々しさが信じられないほどに院内はシンと静まり返った。

 時々、天井から足音が響き、時折、思い出したように冷蔵庫がうなり、どこか遠くで車が走り去る音が聞こえたが、それだけだった。

 僕はその緩慢な静けさの中でぼんやりといくつかのことを考えていた。

 僕の生前のこと。

 いまの僕の存在について。

 僕がここにいる理由。

 そして僕のこれからについて。

 もちろん明確な答えなどひとつとしてなかった。

 けれど僕にはそれらのことを考えずにはいられなかった。

 たとえ解答はもとより、その意義さえなくともである。


 真夜中になった頃、僕はようやくその難解な空想を打ち切り、シンクの底面から顔を出した。

 それからそろそろと歩き、なんとなく壁に身を当ててみると造作もなく通り抜けてしまった。

 いましがた通過した壁を振り返り、僕は目をすがめて見つめた。

 ちょうど真横に診察台があったので、跳び上がってみると普通に乗れた。肉球に台を触る感触も確かだ。

 今度は台の上からドアに向かってジャンプした。するとわずかな衝撃もなく通り抜け、僕は待合室の床に立っていた。

 どういう理屈なのかさっぱり分からないが、ずいぶんと都合の良い体である。

 それならばとふと思い至って、僕はエントランスのガラスに歩み寄りそっと額を当てた。

 すると音も無く、僕は押し返された。

 硬いガラスがやんわりと僕を弾いたのだった。

 他のガラスや壁も試してみたけれど結果はやはり同じだった。

 なるほど、と僕はひとりごちた。

 どうやらこの病院は僕にとって牢獄のようなものらしいと理解した。

 

 その救いの乏しい結論になす術もなく待合室の床にペタリと座っていた僕は、しばらくして背後に微かな気配があることに気がついた。

 おもむろに振り返ると、そこに青い照明の灯った水槽があり、その底に白く寸胴な形をした生物がたたずんでいた。

 近づいてみるとそれは頭部の形状といい、水かきのついた短い手足といい、まったく魚ともカエルとも判別しがたい容姿をしている。

 そして真っ黒でつぶらな瞳は見る意思を持たないただのビーズ玉のようにただそこに取り付けられているように思えた。

 また、ライオンの立髪のように首回りに生えた触手や見栄えの悪い短い手足はよく見ると透明な膜と無数の細かな血管で構成されていて、それで先端に向かうほど血の色に赤く染まっていた。

 乳白色の体表もやはり不透明な膜でその肋骨や筋肉、あるいは内臓を覆い隠しているだけのように見えた。

 ずいぶんと不完全な生物に思えた。まるで創作途中、なにかくだらない理由で忘れ去られてしまった彫刻のように。

 水底でジッとうずくまったまま動かないその生物からは、もはや生きる意志や目的がまるで感じられなかった。

 あるいはこの手狭な水槽の中でただ生かされている自身の境遇に憤慨や落胆を感じるといった知性を完全に放棄しているようにも思えた。

 それはどう考えてみても、つまり、僕自身だった。

 僕は天窓の空が白み始める頃まで、水槽の前に座り、ただぼんやりとその生物を見つめていた。


 三日目の朝、僕は初めてゴクラクと会話を交わした。

 シンクの底面に潜り込んできた彼は簡単な挨拶の後、名を名乗った。

 知っていると答えると、妙な顔をして髭をピクピクと動かした。

 いつまでここにいるつもりなのかと聞かれて、分からないというとフウンと頷いて出て行ってしまった。

 次の日の朝、ゴクラクがまた現れた。

 名前を教えろという。

 知らないと答えるとそんな訳はないだろうと彼はいびつに笑った。

 そしてまた名を聞くので、面倒臭くなり思いついた名前を教えた。

「マルタね。猫にしてはちょっと珍しい名だ」

 ゴクラクはそう呟いてから多少満足げな顔つきをして出て行った。

 また次の日も彼は顔を出し、僕にいろいろなことを訊ねた。

 キミは幽霊なのか。

 どこから来たのか。

 なぜここに居座るのか。

 そしていつまでいるつもりなのか。

 そんなこと、こっちが聞きたいぐらいだ。

 そう怒鳴りつけたい気持ちを抑えて、僕はもう放っておいて欲しいと冷静な口調で伝えた。

 けれど彼はそういうわけにはいかないと言う。

 彼は自身のことを吾輩と呼称し、ここはその吾輩のテリトリーであるわけだから、居座る僕には答える義務があると力強く主張した。

 僕は彼に分からないように注意深くため息をつき、目を閉じて狸寝入りを始めた。

 しばらくしてゴクラクがゴソゴソと這い出していく気配があった。

「あ、ゴクラク。あんたはまたそんなところに入ったりして、埃だらけになるでしょうが」

 セリと呼ばれている女の声に続いて、ゴクラクがバカにしたようにフンと鼻息を鳴らした。

 やれやれ。本当にもうかまわないで欲しい。

 そう願う反面、気持ちの隅に夜明けの空のような茫洋とした明るみを感じたのはどうしてだったのだろう。


 そんな風にして七日も経つと、この奇想天外な状況を自然と受け入れ始めた自分がいた。

 もちろん釈然としたわけではなく、もうどうにでもなれと投げ遣りな気分だったが、それでも僕は少しだけ前向きな気持ちを持ち始めていた。

 僕はその日、朝になると決まって行われるゴクラクからの不毛な詰問をいつものように狸寝入りでかわした後、しばらくしてなんとなく思い立ち、シンクの底から這い出してみた。

 するといきなり白いナースシューズが僕の体をすり抜けた。驚いて見上げると黒髪を後ろでくくった看護師の女がシンクでなにかを洗い始めた。

「ちょっと、ナズナちゃん。アレどこ置いたっけ」

 セリという女の声だ。

「アレってなんですかあ」

 僕が見上げているナズナと呼ばれた彼女はずいぶんとスローな調子でそう聞き返している。

「アレよ、ほらアレ。新発売の尿路系疾患のフード。ややこしい名前の」

「あー、えっと、ユリナリーケアストラバイトゼロコントロールですかあ」

「そうそう、それのサンプルもらってたよね」

「はい、それならあ、先生が倉庫に置き場所ないからってえ、レントゲン室の棚の上の方に置いてましたあ」

「えー、そんなとこに。もう、テキトーに置くなっつうの。ねえ」

 彼女たちはそこで互いに短く笑った。

 僕はシンクの隣にあるテーブルに跳び上がった。

 そこには数枚の紙片とボールペンやマジックペンの入った筆立、他にもクリップやハサミが無造作に置かれていた。

 散らかった文房具を避けて座ると、正面にナズナの横顔が見えた。小柄で丸いメガネを掛け、前髪を真っ直ぐにそろえた彼女は、話し方と同様におっとりとした風貌をしていた。

 背後にはセリが立っていた。彼女の瞳はグリーン掛かった不思議な色をしていた。そして赤錆色の髪を無造作に立て、それが色白の肌と細い顎にとてもよく似合って見えた。

 二人とも臙脂色のユニフォームを着ていた。

 そして二人ともテーブルに乗った僕に一瞥たりともくれなかった。

 分かっていたはずなのに、彼らに自分の姿を認めてもらえないということが僕を少しばかり落胆させた。

 彼女たちは細々とした作業を慣れた手つきで次々とこなし、途方に暮れる僕のそばを忙しげな足取りで何度も通り過ぎた。

 セリの白く細い腕が僕の胸のあたりを突き刺してそこにあるハサミを取り上げた。

 ナズナがテーブルにカルテを置き、僕の背中に顔を埋めるようにしてボールペンで何かを書き込んだりもした。

 僕はそれでようやく自分の存在を完全に理解できたような気がした。

 同時にどこからかひんやりとしたすきま風が僕の胸奥にそっと吹き込んだ。

 少し怖かったのかもしれない。

 自分が微塵もこの世界に存在していないということを認めることが、きっとまだできていなかったのだ。

 彼女たちに僕が見えないにしても、その微かな気配に気がついて不意に僕に目を向けるのではないか。

 あるいは僕の体に触れられないにしても、そこになにか違和感を感じてピクリと身を強張らせる。

 もしかするとそのようなこと、つまり生きていた僕の欠片のようなものがこの世界にまだあって、それをわずかにでも感じ取ってもらえるのではないか。

 無意識に潜ませていたそんな期待がはかなく霧散してしまった僕はやがてテーブルから降り、ふらふらと診察室の方に足を向けた。


 診察室には誰もいなかった。

 そして蛍光灯からの無機質な白い光が意味もなくその雑然とした部屋を照らしている。

 僕は診察台に飛び上がり、ぼんやりと周囲を見回した。

 壁掛けにされた聴診器や爪切りや駆血帯。

 医療用の模型などが押し込まれた奥行きの深い階段状の棚。

 アルファベットのロゴがクルクルと回り続けるテレビモニター。

 部屋の一角に座す灰色のカヴァーに覆われた大型の器械。

 そしてウェルシュ・コーギーが嬉しそうに舌を出して写るカレンダー。

「ふーん。やっぱり幽霊なんだな」

 声に振り向くとゴクラクが棚の上から僕を見下ろしていた。

 僕はおもわず顔をしかめた。

「ほら、体重計。キミはゼロキログラム」

 言葉と同時にゴクラクが降りてきた。

 ドスンという重い音とともに診察台が振動した。

「吾輩は5キロと200グラム。いつもながらベストな体重だ」

 彼は静かにそう言うと髭をピクピクと動かして胸を張った。

 ため息を二、三回は連続で吐いてしまいたい気分だった。

 けれど、それなのに僕はゴクラクに顔を向けていた。

 そしてこう聞かずにはいられなかった。

「キミには見えるんだね」

 そう問うと彼は不思議そうに耳をパタパタさせた。

「いや、つまり、僕のような霊がということだけど」

 言葉を継ぎ足すと、今度は頷くように一度だけ前足で顔を洗ってから答えた。

「そういえばマルタだけかもしれないな。そういうのは」

「どうしてだろう」

 なぜゴクラクだけに僕の姿が見えるのか。

 なぜゴクラクに僕の姿だけが見えるのか。

 あらためて僕は少々混乱してしまっていた。

「さあね」

 素っ気なく返答したゴクラクは、前足のグルーミングを始めた。

 そして肘の内側のあたりを何度も丁寧に舐めさすりながら彼は僕に訊ねた。

「ところで大昔、この星の全てが厚い氷に覆われていたことを知っているかい」

 全く脈絡のないその質問にはさすがに虚を突かれた。

 そして一拍おいて知らないと答えると、ゴクラクはニヤリと笑う。

「全球凍結」

「ゼンキュウトウケツ」

 僕が繰り返すと彼は頷いてから、またグルーミングを再開した。

「おとといテレビでやってたんだ。想像もできないような大昔、そういうことがあったらしい。でもな、ちゃんと理由があるんだ。吾輩にはよく分からなかったが、ある種の水中植物が増えすぎたからとかなんとか。つまり理由もなくある日、突然、地球が凍りついてしまったわけではないんだってさ」

 意味合いの不明な話に黙っていると、しばらくしてゴクラクが言った。

「まあ、そういうことじゃないかな」

「え?」

「だからさ、吾輩にマルタの姿が見えるのはそういうことだろうね」

 ゴクラクは大きく体を曲げて、今度は背中の毛を整え始めた。

「わからないな。キミに僕が見えることと地球が凍りついた時期があることにどんな関連性が?」

「カンレンセイ?そんなものあるわけない」

 縦長に細くなった瞳がチラリと僕に向けられた。

「ただね、そういう信じられないような現象も、元を正してみれば案外理に適ったことかもしれないってことだよ」

 

「あー!ゴクラク!消毒済みの診察台に上がるなっていつも言ってるでしょうが」

 振り向くとセリが細い眉を吊り上げてパタパタとナースシューズを響かせてやってくるのが見えた。

「こいつさあ、うるさいんだよな」

 そう言って苦い顔をしたゴクラクをセリの手が抱きかかえて床に下ろした。

「呑気にグルーミングなんてしてんじゃないわよ、まったく。仕事増やすなっつうの」

「ヘイヘイ」

 ゴクラクはうらぶれた不良みたいな声で返事をしつつ、尻尾を立てて消えていった。

 

 理に適っている?

 彼に僕が見えることが?

 それとも僕が霊になったことが?

 セリが僕に向けて消毒薬をスプレーした。

 そして台拭きを持つ彼女の手が僕をすり抜けながら忙しなく行き来した。

 

 僕はひとしきり全球凍結について想像を巡らせてみた。


 全てが果てしなく凍りついた無音の世界。


 それは今まさに僕がいるべき世界のように思えた。

 

 

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