応援コメント

16.ハールの祠(5)」への応援コメント

  •  キーワードに「すれ違う純愛」とあったので、『純愛』という言葉から「清い関係」というイメージのまま読んできました。また、これまでの主人公のヒロインに対する態度(すごく丁寧に扱っている)からも、そんな雰囲気を感じてしまっていました。だから、主人公とヒロインが途中で肉体的に結ばれるとは思っておらず、この展開には、おおいに驚かされました。
     ある意味では一つのクライマックスでしょうか。でも物語はまだ中盤、今後は、今回のことで二人の関係が微妙に変化するのも描かれるのでしょうね。

    作者からの返信

    そうですね、このことは物語中で重要な意味を持ちます。

    『純愛』をググると「邪心のないひたむきな愛」の他に「肉体関係を伴わない愛」なども出てきますね。
    ソータの『純愛』は確かにその通りでしたし、きちんと水那と意思を交わすまで寄り添っていくつもりだったのですが、危機的状況により全部飛び越えて体だけ繋げなくてはいけなくなった。
    彼は、自分のこの『純愛』も水那も、自分の手で穢す羽目になってしまった、とひどく後悔することになります。

    今回の行為は、肉欲とは全く別のところにあり、単なる『緊急避難』。
    『純愛』であることは変わらないのですが、この一件で大きくすれ違っていくことになります。(もともとそんなに噛み合っていなかったのに……)

    たくさん読んでいただきありがとうございます。
    3度の改稿を経てやっとコレなのですが、今見ると読みづらさといいますか……描写の薄さやテンポの悪さなど、気になるところが多々あります。
    しかしこれに再び手を入れるとなると、シリーズ全部に手を入れないといけなくなるので、今はもう過去のものとして置いてある、という感じですね。
    いつかは直したいんですけど……130万字超えてるシリーズ作品の改稿はキツい……。

    まさかこんなにガッツリ読んでくださるとは思わなかったので、大変申し訳なく感じました。
    本棚の隅に置いておいて頂ければ、ぐらいの気持ちでした。
    時間と労力を大量に使わせてしまい、本当にすみません。

    丁寧なコメントありがとうございました。
    とても嬉しかったです。