第39話 宇宙歴史0002-5

 ここは宇宙日本。日本宙域の住む居住宇宙基地である。その外壁の工事をしている宇宙日本開発公社で働いている少年がいる。

「ああ~。なんて美しいんだ。地球は。」

 少年は人手不足から16才で仕事をしている。宇宙生まれの若者には地球の青さが美しく見える。少年は宇宙空間で仕事をする度に感動して仕方がなかった。

「加山! 加山!」

 そこに同僚が慌ててやってきた。地球の青さに感動していた少年は、加山香。

「ん? 木下? どうしたんだ? 慌てて?」

 加山の同僚の少年社員の木下紀が慌てて無重力空間の宇宙にやってきた。

「麻が帰って来たんだ!?」

 まだ加山は知らなかった。無事に偵察任務から帰って来たと思った大川麻が、病院に搬送されたことを。


 ここで設定を追加。宇宙歴史0001の3話まで読んだ。話の内容的には問題は無い。こういった私的コメントと文章力に問題はある。

 結論からいうと、0001前半はストーリーとして面白くない。アイデア構想の私的コメントは楽しい。あとは無難。問題なし。異世界ファンタジー要素がないというのがラノベ的に問題。それに第何話から気づいたのだろう。そこからオリジナル要素を加え、異世界ファンタジーに転換したのだろう。

 そもそも異世界ファンタジー要素がいるのだろうか。


 ここは宇宙日本の病院。

「・・・し、死んでいく・・・ひ、光が・・・。」

 病院のベッドの上で大川麻は、宇宙での出来事が原因で精神が崩壊していた。

「麻!? 麻!? どうしたんだよ!?」

 お見舞いに来た加山と木下は変わり果てた元クラスメートの大川麻の姿に驚いている。加山は朝の肩に触れて、正気を取り戻して欲しいと体を揺さぶる。

「・・・いや・・・嫌だ!? 私は死にたくない!? 死ぬのは嫌!?」

 麻は怯えた様子で抗うようにベッドの上で暴れ出す。

「取り押さえるんだ!? 安定剤を注射しろ!」

 医者や看護婦が麻を取り押さえ注射する。

「・・・日本に・・・帰る・・・。」

 そういうと麻は精神安定剤の注射が効いたのか、大人しくなり眠りについた。

「・・・麻。」

「いったい麻に何があったんだよ!?」

 加山と木下は呆然とするしかなかった。

「宇宙ショック病です。今までに経験したことのないような怖い体験を宇宙でして、脳が正常ではいられなくなったのでしょう。昔の新兵に多く見られた症状です。」

 医者が言う。これも宇宙日本が強国になり長い間、特に戦争も無く、平和ボケだった証拠である。

「俺、宇宙に行きます! 行って、麻が何を体験したのか、自分の目で確かめるんだ!」

 加山は大川のいた宇宙日本自衛隊ジャパロボのパイロットに志願する。


つづく。

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