詩集「僕の独り言」

夜を泳ぐ

眠れない夜を

優しくなった夜風に乗って

ゆらゆら泳ぐ夜空飛行

明日からまた始まる日々に

生きていかなきゃいけない理由を

頑張る為に必要な糧とは何かを探す

何が辛いのか

何が苦しいのか

何が大切なのか

何を守りたいのか

どんな時に楽しいと感じるのか

どんな時に報われたと感じるのか

心の中を掻き回すように探して

いろんな記憶の引き出しを開けては確認して

逃げたいのは何故か

逃げられないと思うのは何故か

分からないフリをしているだけの答えを

動かない身体を

動けと叱咤するであろうその答えを

生きるための理由を

頑張るための理由を

ほんとはもう手にしているんだ

朝が来るのが怖いだろう

眠るのが怖いだろう

逃げたくて仕方がないだろう

でもその握った手の内には

生きる理由も

頑張る理由も

苦しい辛い逃げたいと言う自分と戦う自分も

すでにある

あとは心次第

結局は乗り越えられる

等しく時は流れる

等しく朝は訪れ

等しく夜も訪れるから

今は頑張りなさい

頑張れ

踏ん張れ

大丈夫だから

なんだかんだ大丈夫だから

気がついた時には雨が上がっているように

気がついた時には乗り越えているから

報われる時は来るから

だから大丈夫

大丈夫だから

踏ん張れ

頑張れ