あの土に眠りたい
いくら手を伸ばしても
届きそうもなかった未来が
気がつけば手の内にあったり
いくら足を踏み出し続けても
辿り着けそうになかった未来に
気がつけば辿り着いていたりしても
気がつけばみんな過ぎ去っていて
ふいに止んだ風に
置いてけぼりの自分を見つけて
変わり移ろい続けるものたちばかりのなかで
雨で泥濘んだ道に足を取られて
うまく進めないでいる自分が嫌になって
それならば
もういっそのこと
歩みを止めて
土に横たわって
そのまま
そのまま
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