第3話 ひまわり

「では、まずひとり目から名前をつけろ」

「ひとりめって、みんな同じじゃないか、親父」

「お前からみて、一番左はしの子だ」

「この子が・・・」

まじまじとみる。


「名前付けたよ。どうすればいい」

「その子をスカートをめくれ」

「ワンスモア」

「スカートをめくれ」

できるか!

犯罪だわ!


「その子はロボットだ。犯罪ではない」

「たく・・・お尻からでいいんだな」

「ああ」

スカートをめくる。


白いパンティがあった。


「で、どうする」

「下着を脱がせろ」

「できるか!」

「その子はロボットだ。犯罪にはならん」

たく・・・


下着を下ろした。

デジタル表示ボタンがあった。


「そこへ名前を入力しろ」

へいへい


「えーっと、この子は、ひまわり・・・と」

入力が完了した。


女の子の眼がひらき、動き出す。


「やあ、やすひこくん。はじめましてだね。」

「ああ」

ひまわりは、まじまじと見る。


「あまり、イケメンじゃないね。でも、まけとくよ」

こいつ、壊してやろか・・・


「冗談だよ。かっこいいよ。本気にして、かわいい。

お姉ちゃん、食べちゃおうかな・・・」


名前、間違えた・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る