10人の女の子
勝利だギューちゃん
第1話 選択肢
イタリアを代表する料理のひとつ。
いくつものチェーン店があり、宅配サービスもある。
その種類は、とても多い。
そう、多い。
つまり選択肢が多数あるわけだが、これはいいことばかりではない。
つまり・・・
【ストレスがたまる】
しかし、もっと困ったことが起こった。
ある日、親父が10人の女の子を連れてきた。
20歳の女の子。
高校生の僕からしたら、お姉さんになる。
年齢的に・・・
で、何のために連れて来たかと言うと。花嫁候補ではない。
むろん、養女になるわけでもない。
なぜ連れて来たか・・・
それは・・・
「この子たち、うちでメイドとして雇うから」
「親父、うちにそんな金はない。」
「知ってる」
「まさか、ただ働きさせる気が?」
「見損なうな。金は払う」
「どこから?」
「お前は心配しなくていい」
まさか、悪い事をしてないよな・・・
いや、親父はそんな、悪い事が出来る人ではない。
酒もたばこも、ギャンブルもやらない。
女も死んだ母さん一筋で、浮気をしたことはない。
仕事関係以外では、女性との付き合いはまるでない。
「実はだな」
「ああ」
「この子たちは、人間ではないんだ?」
「まさか、アンドロイドというのでは、ないだろうな」
「その通りだ」
どこからどうみても、人間。
そういや、親父はこの研究の仕事をしていたな。
「で、サンプルとして、この子たちを育てる事となった」
「それで?」
「ある程度は、インプットしてある。そして・・・」
「そして?」
「一週間、試してみて、1人を選べ」
「俺が?何で」
【お前のお世話係にする】
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