第106話 嫌がらせ


 帝国序列二位のロイドという男はヤバかった。

 俺たちの上位陣総出で漸くこちらが多少有利な程度だ。

 イグナートやエストックと比べても格が違う。


 しかし、突っ込んできた千五百の兵はほぼほぼ討たれている。

 敵将が率いてきた兵だから上位メンバーだろう。

 こちらの被害の方が断然は大きいが、それでも戦況はどんどん確定的なものへと変わっていっている。


 次は俺たちも最初から出て欲しいと言われるだろうし、銃の部隊も出せる。

 残り六千程度、ならば数の暴力で押しつぶせるだろう。

 そうして目算を立てていると、ランドール侯爵が先生たちを連れてこちらの陣へと訪れた。


「いきなりの要請に応えて頂き感謝する。

 強者であるとは聞いていたがあそこまでだとは思っていなかった」


「俺も流石に死ぬかと思ったぜ」と後ろ頭を掻きながらオルダム子爵苦い顔を見せた。


「子爵も敵将と当たっていたんですか!?」

「馬鹿野郎! 俺はそこまで強くねぇっての! 精鋭兵を相手にしてたんだよ……」

「ああ……なるほど。あれ、あっちの最強部隊ってことでいいんですよね?

 残りの全部があれだとなったら怖すぎるんですけど」


 子爵が「恐ろしい事言うんじゃねぇよ! 本当になったらどうすんだ!」と嘆く。そんな彼と雑談していれば、侯爵がゴホンと咳き込み「いくら知己とは言え失礼だぞ」と子爵を窘める。


「今回の戦い、こちらは五千の死者が出た。ルイ王子の懸念通りだったよ。

 彼らはただで帰るつもりは無いらしい」


 えっ、あれだけ多勢に無勢で五千も死者が出たの!?

 負傷者との合計じゃなくて?

 って事はこちらの残りが二万程度で敵が七千。

 三倍以上って考えると下手したら負けるんじゃね?

 念の為、次からは最初からうちの兵も動くって伝えておこ。


「じゃあ、次はうちも最初から動きますね」

「……開幕の一撃をもう一度行うことはできないだろうか?」

「あ、いえ……もうあれは打ち止めなんです。

 直ぐに作れる物じゃないので一つも残っていません」


 そう伝えれば侯爵は困った様な安心した様な複雑そうな顔を見せた。

 そういう事ならば共闘して正面から叩くしかないなと頷き、要望があればこちらの動きにも合わせると言ってくれた。


 なのでうちのいつもの作戦を伝え、それを了承して貰う。

 そう、俺の十八番である高所から銃を構え、そこを中心に防衛の陣を敷くことだ。

 今回は砦が無いので前衛を置いて敵を受け止めてもらうしかないが、どっちにしても前衛が当たるなら後ろからの援護も欲しいだろう。

 多少狙うのが難しくなるがこちらの世界は強者ほど武器が大きい為距離を取る。

 高台さえ用意して上から狙えれば味方に当てないという事に関してはそこまで高難易度ではないだろう。


 そうして話を詰め、作成した高台の周りを守る布陣を取る中、一人の伝令の兵士が駆け込んできたことで事態が急変する。


「シーレンス伯爵軍より急報を申し上げます!

 ただいま、我らシーレンス軍は攻めてきた帝国軍千と交戦状態に陥っており、至急援軍をとの伯爵からの伝令を伝えに参りました!」

「なんだと!? ライリー殿下の軍は無事か!?」

「ハッ! ヘストア侯の軍と交戦状態でありますが、殿下の軍は押しております。

 ですが、我らシーレンス軍は押されております!」


「わかった。至急向かわせる!」とランドール侯爵はすぐに殿下の軍の残り二千五百をそのまま向かわせることに決めた。


「伯爵にはそのまま数で押しつぶし、できるだけ早く戻せと伝えよ」


「ハッ! ご配慮感謝致します!」と伝令の兵はそのまま走って自軍へと帰って行った。

 その後を一歩遅れてレスタール中央軍二千五百が続く。


「まさか、あれは陽動だったのか……?

 しかし、ヘストア侯爵軍にそれほどの価値は無いと思うが」

「うちらの時と変わらんとすれば全軍突撃用の盾だろうな」


 ランドール侯爵の疑問に将軍が返す。

 爆撃を警戒しているのだろうと。


「ふむ。であればこのまま防備を固めての様子見が妥当か。ルイ王子はどう思われる」


 えっ、俺?

 ああ、そうか。将軍に俺が参謀ですみたいなこと言われちまったんだ。

 そうだなぁ。

 あっちも消耗せずに減らしたいと考えているだろうから、将軍の読み通りなら待機で良さそうだけど、なんかできる事は無いかな?

 とりあえずもう攻めてくる余裕は無くなっただろうし帰って欲しいんだよなぁ。

 奈落みたいに遠くから一方的にやれれば……

 ん? 普通にやれるんじゃね?

 うん、許可貰えるならそれでいきたい。


「えっと、じゃあ帝国軍が帰りたくなるような嫌がらせしてきてもいいですか?」

「ほう、どういったものだ?」


 その問いかけに作戦内容を伝えれば、彼は少し乾いた笑いを上げたが「是非ともやって欲しい」と頼まれ、不死鳥部隊を連れて俺はユリと一緒に前に出た。

 凡そ敵軍までの距離は三百メートル程度。攻撃を気にする必要が無い距離だ。


「んじゃ、皆よろしく!」

「「「ハッ!!」」」


 いつの間にか数が二百に増えている彼ら全員が盾を構え敵軍に向けて光魔法を放つ。

 当たったら死ぬと思っているのか、必死に逃げ惑う敵兵を皆で追い詰めていく。

 そして大半が強制武装解除させられるまで照射を続けていれば、光を避けながら先ほど前に出て来た強者の一人が特攻してきた。


 帝国軍から「待ちなさい! ビンセント!」との声が聞こえて来たので独断先行らしい。

 後ろから続く兵も無いし策が無いなら安心してやらせて貰うかねとそのまま続行する。

 彼に反応した不死鳥部隊数十からの光線を物凄い速さで避けてはいるが、完全ではない。

 近付けさせる気は無いが来ても不死鳥部隊で対応できそうだ。


「ふはは、逃げ惑うがいい! この距離で俺たちから逃げきれると思うなよ?」


 安全そうなのでちょっと調子に乗ってみる。


「ルイ、素敵です! カッコいいですよ?」

「そ、そう? じゃあ期待に応えてちょっと活躍しちゃおうかなぁ?」


 最愛の彼女の声に有頂天になり、調子に乗って五十の魔法陣をゲート状に浮かべ、彼が範囲に入った瞬間に光の通路を作り、彼の逃げ場を前後だけに絞ってやった。

 あとは真ん中に大きく魔法陣を作れば逃げ場は無いのだが、流石にここから更に巨大なのを作るのは大変そうだ。

 まあ俺一人でやる必要は無い。後は皆に頼もう。


「よし、あいつはもう前後にしか動けないから皆で横から狙って閉じ込めて!

 一度当てたら一気にスピードが落ちて楽に狙えるから当て続けてね?」


 仮にいきなりゲートの外に出て、再び強化を使われても俺がフリーになるのでやりようはある。

 さあどうする、ビンセント君!


 そうして様子を見ていれば不死鳥部隊に追い詰められいくつもの光が直撃した。一度当ててしまえば彼はもう逃げる術を完全に失っていた。

 俺たちは数の暴力を使い、彼に光魔法を浴びせ続け魔力を奪い尽くした。

 照射しながら距離を詰め不死鳥部隊と一緒に彼を囲む。

 その後、照射を止めて囲んで武器を向ければ、彼は憤慨しながらこちらに人差し指を向けた。


「こ、こんなやり方認められるかぁ! ふざけんなよ、ごらぁぁぁ!!」

「ふざけんなはこっちのセリフだっての。

 侵略してきた野郎の得意分野に合わせて戦うわきゃねーだろ。頭、沸いてる?」


「ぶ、ぶっ殺してやる!!」と叫び、魔力を捻り出し魔装武器を作り出そうと悪戦苦闘したところで突如飛び出したユリに切り捨てられた。

 さて、敵軍の魔力減らしを続行しようかな、と視線を向けたその時にはもう帝国軍は後退を始めていた。


 おお、逃げた逃げた。

 あのまま帰ってくれれば嬉しいんだけど……


「まあ、嫌がらせとしては大成功だろ。これなら戻ってゆっくりしてて平気かな」

「ははは、殿下の用いる術は本当にとんでもなく効果的で言葉が出ませんよ」

「全くです。そんな方が我らの象徴なんですから、なんかもう……最強ですよね」


 いや、ヤバイのは奈落の魔法だよ?

 いやまあそれを使えるからヤバイと思われるのもわかるけども。

 普通の人じゃあれを写すのに相当掛かるらしいからな。


 あれ……じゃあ俺が凄いって思っちゃっていいのか?


 いや、ダメだろ。絶対俺慢心するもん。

 そんな考えで奈落とか行ってたら死ぬ死ぬ。即死だね。

 うん、ユリがカッコいいと思ってくれればそれでいい。


 と、彼女に視線を向ければ、心が通じたのか不死鳥部隊の皆に俺の事を自慢していた。


「うふふ、そうです! ルイは凄いんです!」と腰に手を当てて無い胸を張るユリに俺たちはほっこりさせられながらも本陣へと戻る。


 そうして本陣に戻れば、爆撃の時とは打って変わって喝采を受けた。

 さっきはドン引きだったのにどういうこと?

 平和的だったから?

 殆ど魔力を奪っただけだったのが良かったの?


 なんて考えていたのだが、的外れだったようだ。

 本陣にオーウェン先生が居たので近寄ってみればなんで沸き立ったのかがわかった。


「ルイ、よくやった。これで間違いなく敵は動けなくなった。

 殿下の軍も直に戻る。これならばもう勝利は確定と言っていい。

 オルダムの騎士も、もう帝国の精鋭部隊と闘わなくて済むと喜んでたぞ」


 なるほど。帝国の脅威を真近に感じた後だからか。

 強大な相手だと認識した直後に活躍すれば輝いて見えるのは当然のことだな。


 その後「あ、どうもどうも」と感謝に応えて頭を下げつつ首脳部の元へ。


「はは、陛下が手放しに誉める訳だ。凄まじいなルイ王子は。

 ここまでいくともう言葉が無い。何にせよ助かったよ。ありがとう」


 どうやら、レスタールでは光魔法の魔法陣を魔道具技師十数人体制で漸く一つ複製できたところだそうで、不死鳥部隊の装備を羨ましがっていた。

 ランドール侯爵から差し出された手を握り返し、雑談した後うちの本陣へと戻ればそっちも沸き立っていた。


「殿下、お見事です!」

「これで我々と戦っても勝てぬと帝国も気が付いたでしょうね」

「しかし、これがレスタールにも伝わっていると考えると少々先が不安ですな……」


 ゲンゾウさんの言葉で彼らの顔がスッと真顔に戻ると、皆の視線がこちらに向く。


 あれ、なんか責められてる?

 てか、ぶっちゃけ俺にとってはレスタールも母国だし……なんて言えないしなぁ。

 けど、オルダム子爵たちが命がけで守ってくれている町で暮らしてきてたんだって知ったら俺も彼らを守りたいって思うじゃんね?

 勿論今はベルファストの方が大切だけどさ。

 まあ、どっち付かずのコウモリが嫌われるのは仕方ないか……


「殿下……? 責めている訳では御座いませんぞ。

 殿下のお力は強大ですので、国としては対策も考えねばならんということです」

「ええ。これほど良い形で同盟が成ったのも殿下のお人柄のお陰でしょう」

「だな。レスタールと帝国が開戦した今、もう一蓮托生は決まった」

「そもそも殿下がおらねば我らはもう死んでおるしな!

 がっはっは! 不満があるなら死んでから申せというものよ!」


 おおう。顔色に出てたみたいだ。めっちゃ皆に気遣われてしまった。

 でも今更ベルファストの皆に嫌われるのは辛いからよかった。


 けど、ゲンゾウさんの心配する国家規模の戦いでの対策は割と簡単だと思う。

 光魔法では爆弾を防げないし、光魔法はミスリルコーティングで防御もできるから今の所ベルファストが守られる状況は崩れていない筈。

 そんな話をすれば、ゲンゾウさんも安堵した様子を見せ納得してくれた。


 あの魔法の本当にヤバイところは魔物特攻なんだけどね。

 成長速度が段違いになるから。

 ああ、でも極端に消費が少ないのは魔法陣を極小で作って増幅してるからか。

 盾くらいの大きさだと普通に消費でかいもんな。


 よし、これは内緒にしてベルファストの強みにしようか?

 と、ユリにこそこそ相談してみた。


「あの……そもそもあの大きさの魔法陣を作れるのがルイだけです。

 あの難易度だと手のひらサイズでも厳しいと思いますよ?」

「ああ、そっか。それはミズキも言ってたな……じゃあ、それをベルファストに配って人員育成してもらうか。それならば安心してくれるだろ」


 うん。レスタールとはもう懸け橋ができて仲良くなれそうだし、後は親父たちが安心してやってける状態になれば俺は自由の身だ。

 その頃にはきっと弟も出来てるだろ。


「……また他の女性の話がでました。ペナルティーです」

「待て待て、ここでか!?」

「はい、その……不安になっちゃうのでいつものお願いします……」


 えっ、本当にここで?

 いや、お義父さんの前だよ?


 そう。イグナートのお陰で、俺たちの間で他の異性の話が出た時は愛を示すというルールが出来ていた。

 最初は言葉だったが、最近はキスが多い。


 ル、ルールなのだから仕方あるまい、とユリに顔を近づける。


「――っ!? ち、違います違います! 言葉の方ですよ!!」

「えっ? あっ、うん。俺は一生ユリだけだよ」

「はいっ! 私もルイだけですっ!」


 ぴょんと跳ねる様に飛びつくユリを抱き止めて、二人でライリー殿下たちの様子を見に行こうかと飛び上がろうとしたら、彼らがこちらへと戻ってきている様が見えた。

 兵士たちは結構な痛手を負っている様子。背負われている兵が多数見受けられた。

 状況が気になり、駈け寄ればレスタールの主力も集まっていた。

 その中にはライリー殿下も居て無事そうなので一安心だ。


 ならば後は兵士の治療だな。

 流石にエリクサーは使ってやれないが、魔力は鱈腹余っている。

 回復魔法を使ってあげるくらいはしてあげられると声を掛けた。


「シーレンス子爵、回復魔法を使うので怪我人を一か所に集められませんか?」

「む、それは大変ありがたいのだが、どのくらい集めて良いのだろうか?」


「あっ、できれば全員で」と伝えれば「人数が多いので無理をなさらぬようお願い申す」と言いつつ怪我人を集めてくれた。

 一応念の為、銃はまだ残して置きたいので、ユリがプレゼントしてくれた方のバックパックの中身を全て出して準備した。

 全員に横になるか座ってもらい、地面と座った者の頭の上に来る程度で巨大な数十メートルある魔法陣を二つ出し、出力全開で回復を続けた。


「う、嘘だろ……」

「すげぇ……」

「お、おい、ちょっとずつだが目に見えて再生してないか?」

「あ、ああ、よかった……この調子なら俺は全快できそうだ」

「羨ましいな。俺は手を丸ごと失ったから……」

「俺も足を切り落とされたからな……だが痛みが引いただけでもありがたい」


 え、ええ……そう言われるともう終わるって言い辛いんだけど。

 しゃーない。銃一個くらいなら崩してやるかと魔装を出していたら、空いてるスペースに続々と怪我人が運ばれてきていた。


 むむ……あれは恐らくさっき一緒に戦った人たちだ。

 流石に君たちは無理とか言えない。

 てか、帝国は結構な魔力を奪われた今の状況ですぐ来るはず無いよな。

 よし、大型ライフルを十丁くらい魔力に戻しちまえ。


「完全に癒えた人は出て貰って怪我人をどんどん入れて! この分の魔力が尽きるまでやるから!」


 魔装の大きなブロックに手を置いてそう伝えれば、入れ替わり立ち替わりで人が出入りしながらも魔力が切れるまで回復を続けた。

 続けながらも彼らの話に耳を傾ければ、新しい事実に気が付いた。


 普通の回復魔法の軽く数百倍はある治癒力だという事に。


 回復魔法も無駄に大きくした方が瞬間回復量が上がるということだ。

 勿論、対象が一人ならかなり無駄に魔力を取られる形になるだろうが、回復時間の短縮には大きく貢献する模様。

 エリクサーも俺個人の手持ちはもう二百数十程度。

 いい加減、節約するべきだから頭に入れておくべき重要な情報だ。


 そんな事を考えている間に魔力が尽きて終了となったが、傷をふさぐ程度であれば全員の治療が終わっていた。

 その後、感謝の言葉と別動隊がどういう状況にあったかの説明を受けた。


 ライリー殿下の軍がヘストア候の軍を大方潰した所で帝国軍が撤退したそうだ。

 後から送った兵は殆ど戦う事無くとんぼ返りしてきたらしい。

 ただ、千しか居なかった帝国軍が馬鹿みたいに強く、精鋭である筈のシーレンス伯爵軍が結構な痛手を負ってしまった。

 そう考えると、最初の攻撃で全弾使ったのは正解だった。上手い事分散攻撃されたら勝敗はわからなかった。


 そうして大方情報のすり合わせが終わると、ライリー殿下が真面目な表情をしているのに、雑談の様な質問を投げた。


「ルイ王子はユリシア嬢の様な娘が好みという事でいいのかな?」

「はい。勿論そうですけど?」

「なるほど。了解したよ」


 うん? 

 そこで話し終わり?

 雑談じゃないの?


 小首を傾げてみたが、彼はニコリと笑うだけだった。

 その後、帝国軍の動向を探りに出た兵が戻り、報告を聞くに離れた距離的に一先ずは撤退を決めただろうとの結論に至った。


 ならば俺たちは帰って屋敷で寝ようかとユリと二人レーベンへと戻った。














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 本編の間に失礼します。

 完全にストックが切れたので暫く書き溜めで時間が空いてしまう事のご報告と、沢山のコメントへ感謝を。

 全てに目を通し誤字脱字などできる限り対応させて頂いています。

 これからも本作品を宜しくお願い致します。





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