第313話 叩くと柔らかくなります

 この世界において、魔法という技術は基本的に魔物のものだ。

 人間にも使える者はいるが、それは遺伝子情報で定められた一部の人のみであり、大半が使えない。使えたとしても、その魔力は魔物が用いる魔法に比べると余りにも微弱だ。


 魔物が使う魔法は人間のそれに比べれば強力と言えるが、はっきり言って戦いの補助の範囲でしか実用性のないものばかりだ。架空の物語に登場するような、相手を丸焦げにする炎や全身を凍り付かせる冷気といったものを使う魔物は、少なくとも今の所確認されていない。

 ワイバーンのブレスは魔法であって魔法ではない。生体器官と魔法が絡み合って形になっている、いわば天然の魔法道具だ。相乗効果は見込めるが、単体としては弱い。

 だからなのだろうか、魔法による強化という発想が出なかったのは。


 無論、言い訳は幾らでも出来る。

 王国はまだ魔法文化が浸透しておらず、王国民も基本的に魔法の素養がない。

 オークは一切魔法を使えないため、魔物の魔法を知る機会がなかった

 ナーガは魔法を使う種族だが、当人たちにとって自然であるため特段の話題に挙がらなかった。

 しかし、所詮それは言い訳でしかなく、気付くことは出来た筈だった。


 ふらつきながら立ち上がった兵士ナーガは、なんとか呼吸を整える。


「ラージャ・ヴァルナ。あの魔物はきっと岩や砂を操る魔法を用いています。あれが遺跡の一部を素手で捥ぎ取ったのは、力づくでそうしたのではなく、魔法で岩を脆くしたのです」

「じゃあ投げるものがどいつもこいつも空中で不自然に砕けたのは……!!」

「恐ろしく難しい調整ですが、魔法で岩に意図的に脆い部分を大量に作ったのでしょう。あれもそうです」


 兵士ナーガが指差したのは、先ほどダッバートが待ち伏せで拳を振り下ろした場所。拳が当たった遺跡の天井は放射線状の罅が入っている。


「亀裂をよく見てください。一枚岩を切り抜いて作ったものとは思えないほど罅がきめ細かくなっている。拳の力で叩き潰せなかった時の為に、相手が動きづらくするため脆くしたのではないでしょうか」

「そうか……じゃあ最初に攻撃してきたときに使ったあの棍棒も……壁を突き破ったのも、魔法を応用して……!!」


 ダッバートとのファーストコンタクト時、奴は棍棒のような武器を使っていた。しかしいざ迎撃してみると、棍棒は岩と砂を寄せ集めて固めたような粗末な代物。どう用意して、何故それを武器にしたのかという謎を考察する余裕はなかったが、魔法で作った即席武器だとしたら納得できる。


 それに、魔法と言われて一つ思い出すことがあった。


「ノノカさんが言ってたな。ロックガイの表皮は魔法で硬化されてるって……じゃああいつの筋肉質に見える身体は……!」


 最初、ドゥジャイナの攻撃が当たった時、俺はダッバートならそれを難なく凌ぐと予想していた。それは体格を見ておおよその筋力と質量を推し量っていたからだ。しかし現実には、ドゥジャイナの一撃が強力だったことを差し引いても思った以上に衝撃を受けていた。


 つまり――ダッバートは見た目通りの筋力と重量ではない。


 恐ろしい身体能力を持つ狡猾な狩人であれば、勝ち目は薄い。

 しかし、魔法という小細工で力を大きく見せる狡猾な狩人であれば話が変わる。なにせ、相手の身体能力の前提が変わるからだ。ダッバートは特定の条件に持ち込めさえすれば、倒せない相手じゃない。


「問題は奴をどうやって必殺の状況に持ち込むか……」


 ドゥジャイナを後から追いかけて来た兵士ナーガの気迫溢れる猛攻に攻めあぐねているダッバートを見やる。


「決して逃がすな!! 倒すと決めたら何もさせるなッ!!」

「ラージャ・ヴァルナの教えを思い出せ!! 数で包囲しろッ!!」

『ガァァ……ッ!!』


 数匹でフォーメーションを組み、絶え間なく攻撃を仕掛けることで、ナーガはダッバートと膠着状態を作っている。一人が顔を狙う間に背後のナーガが足を狙うなど、相手が躱しにくい動きを止めない。また、ナーガ達も遺跡上部の凹凸でも小回りが効く為、ダッバートは迂闊に動けないでいた。


 ナーガは蛇型故に転倒とはほぼ無縁。

 しかしダッバートは二足と四足を使い分けている。

 人間よりは転びづらいが、遺跡上部は相応に傾斜が激しいため、転倒に繋がるリスクは避けている。


 ……ちなみに威勢よく飛び出したドゥジャイナは既にバテて護衛ナーガに戦闘区域外へこっそり運ばれていった。基本インドアなナーガだからしょうがない。よっしゃ、これで幾ら遺跡が壊れても全部ダッバートのせいに出来るぞ。嬉しい誤算だ。


 今、俺の中で一つの作戦が思い浮かんでいる。

 しかし、その作戦を実行するにはダッバートをある場所に追い込む必要がある。当然、狡猾なダッバートはこちらがおかしなそぶりを見せたら罠と勘付く。奴を逃がさず、奴に気付かれず、そして可能な限り迅速に追い込む必要がある。


 と、一陣の風が吹いた。

 兵士ナーガの耳が微かに震え、その表情に焦りが生まれる。


「これは……砂嵐が近い!」

「ここでか! 最悪のタイミングで……!!」


 この砂漠の砂嵐はナーガでさえ方角を見失いかねない猛烈な風と砂塵に襲われるそうだ。それが、よりにもよって今、来ている。こればかりは事前に気象を観測しても予測が難しいものであるため、スケジュールのせいとは言えない。


 万一戦闘中に砂嵐がここに到達した場合、ダッバートはこれ幸いと逃走するか、砂嵐に混ざって奇襲を仕掛けるだろう。ロックガイと同種なら砂の中など移動し放題の筈だ。当然逃げられれば二度と捕捉できないし、襲われれば犠牲は免れない。

 迷っている時間はない。

 今やれる最善をやるしかない。


 と――先ほどから上に姿を見せなかったンジャ先輩が屋根からこちらに近づく。こういった地形の移動に慣れているのか、俺より遥かにスムーズに駆けあがっていた。


「ヴァルナ、待たせたな」

「遅かったですね。一体何を?」

「一計案じてきた」


 ンジャ先輩は俺の耳元に口を近づけ、彼の立てた作戦を囁く。

 その内容に、俺は首を横に振った。


「リスクが高すぎます! それじゃ――!!」

「この状況で、他に、確実に奴の息の根を止める方法があるか。砂嵐の迫るこの今に」

「……すぐには、思いつきません」


 余りにも無茶な作戦だった。


 この作戦に至った起因は、今現在あの魔物をことをダッバートが正しく認識していること。だからダッバートは徹底的に俺との正面戦闘を避け、距離を開け、他を狙っている。


 ンジャ先輩の顔が目の前まで広がる。

 視線だけで命を殺めそうなほど、鋭く深い覚悟を帯びて。


「ヴァルナ、あれは大陸で累々の屍を築き、生き延びた存在だ。元来、戦いとは生と死の二つしか結末は存在しない。犠牲なしに倒せるなどと驕るな。それに――死ななければよいだけだ」

「だったら、生きることを諦めたら絶対に許しません。俺も、そして貴方の娘もです」


 俺はンジャ先輩に軽く頭突きをかまし、そう言い捨て、ハンドサインでGOを出した。頭突きの痛みに頭を軽く抑えたンジャ先輩は意外そうに眼を見開いたが、すぐに小さく頷いて遺跡に戻った。

 二人の交わしたコミュニケーションは、それだけだった。




 ◇ ◆




 『狩り獣のダッバート』は、群がるナーガたちに渋面をしていた。


 ダッバートは実際に肉眼で確認するまで、敵は人だけだと思っていた。しかしいざ外に出てみれば、ヘビの魔物共が人間と行動を共にするという奇怪な現実がそこにあった。ナーガさえいなければ今頃五、六は殺せていたものを、今や魔物が相手だ。


 人間の狩り方を心得ているダッバートは、当然他の魔物と戦う経験もあった。同じ魔物でも世界は弱肉強食。魔物の肉を喰らった経験は多い。しかし、今回の相手は人に近い魔物だ。魔物としての攻撃力と人間的な統率力が相まっており、しかも体も相応に頑丈なナーガ達はダッバートにとってやりにくい相手だった。


 無論、殺すのは容易いことだ。

 しかし、今この状況で殺すことは決して出来ない。

 遺跡の離れた位置からこちらを見る人間が、それを許さない。


 ダッバートは長らく生きて来た経験の中で、敵が強いかどうかが感覚的に理解できる。その理解が、あの人間が度を越えた実力の持ち主だと告げていた。一匹のナーガを仕留める為に足を止めれば、あの人間に致命的な隙を晒すことになる。


 あの人間の目は、狩る者の目。

 こちらの罠にも対応し、追い詰める者の目。

 屈辱――人間であればそう形容する感情がダッバートを苛む。


 嘗てダッバートが今の力を手に入れる前にも、あんな目の人間と戦って死の淵を彷徨った。今は見る影もなく弱体化しながらも賢しく駆け回る、あの人間だ。その気配と匂いを、ダッバートは今も覚えていた。


 あらゆる罠を潜り抜け、あらゆる不意打ちを防ぎ、あらゆる策略の裏を掻き、あれはとうとうダッバートの腹部に毒入りの刃を突き立てた。反撃にて殺した筈だったが、まだ生きていたとは思わなかった。


 何故、こうなるのか――思い通りにいかない狩りに苛立ちが更に募る。


 同じ相手が来ても、今のダッバートなら勝てる筈だった。今まで以上に周到な狩場を作り、非常食にもなる聞き分けのいいロックガイまで、どのような人間も絶望と恐怖に染まった生首にして晒せる環境を作った筈だった。


 なのに、新たに現れた人間はその全てに動じず殺しに来る。

 またあの目で、お前を生かして帰さぬと告げる目で。


 何故、何故、何故。

 何故、自分が人間如きに殺されなければならない。

 貴様らは間抜けに罠に嵌って間抜けな絶叫をあげながら大地のシミになるためにいる生物であればいいのに、何故自分が人間など恐れなければならない。


 だが、あの人間の身体をねじ切って血反吐を吐き出させたいという残虐な欲求を上回る程の本能が、ここから逃げてしまえばいいと告げている。敵わない敵と敵わない環境からは逃げてしまえばいい。また環境をリセットすれば、悦楽の限りに人を嬲り殺すことが出来る。


 もうじき砂嵐が来る。

 既に高く広域に広がった砂煙が轟音を立てて遺跡を呑み込まんと迫っているのが肉眼で確認できる。あらゆる生物をちっぽけだと嘲笑う雄大な自然の驚異も、今のダッバートにとってはむしろ恵みだ。


 砂嵐に乗じて逃げ切れば、次はもっと強くなって奴を殺せる。

 一匹でも殺してやりたかったが、そろそろ頃合いだとダッバートは感じた。適当にナーガをあしらい、全力で跳躍して遺跡の下に降りる。幾らあの人間が強くとも、砂嵐の中でダッバートを追うことは不可能だ。


 これで負けない――と、ダッバートがほくそ笑むのと、笛の音が鳴り響いて彼を包囲するナーガ達が動きを変えたのは、ほぼ同時だった。


 一対一なら隙を晒すだけでも、包囲していた四匹のナーガが同時に動いたとあらばダッバートも迂闊には動けない。ただ、この場に留まることが良くない結果を招くことだけは理解出来た。


 ――ダッバートの判断は決して悪くはなかった。


 ただ惜しむらくは、ナーガ達がここ暫く重ねてきた反復訓練が条件反射的にそれを行う方が、理知的な判断より僅かに早かったこと。


「「「「閃光ッ!!」」」」


 四匹のナーガの腰に括りつけてあったガラス瓶のような塊が四つ、夜の闇を食い破るような眩い閃光を放った。月夜を頼りに有視界戦闘に切り替えていたダッバートは、この四方向からの「光」という最速の不意打ちに対応しきれなかった。


『グアァァッ!?』


 閃光に目を眩まされ、ダッバートが悲鳴を上げる。


 それは、ナーガたちが便利な光の魔法道具を持っていることを知ったヴァルナが緊急時の目くらましとして仕込んだ技術だった。魔力を操るナーガであれば、この道具で瞬間的に目を焼きかねない光量を放つことが出来たのだ。

 真面目で物覚えのいい彼らは、訓練の際に使っていた笛の音色まで正確に記憶していた。


 だが、ダッバートはとにかくここから離れなければならないというけたたましい生存本能の叫びに従い、その場を跳躍して離れた。何はともあれ方向は一秒でも早く砂嵐に到達できる、遺跡の下、ふかふかな砂の上へ――。


「――行こうとするよな、お前は。無辜の民を一人でも多く殺し続ける為に」


 光によって方向感覚をも狂わされたダッバートは、一瞬それがどこから聞こえたものか判別がつかなかった。


 そして結局ダッバートはその時何が起きたのかを――自分が一瞬だけ意識を逸らしてしまったヴァルナが、苦し紛れに跳躍したダッバートより後出しにも拘らず速度に勝る跳躍によって己の真上に重なる場所に移動したことを――理解することはなかっただろう。


「――墜ちろ外道がッ!!」


 跳躍しながら身を捻って極限まで引き絞った腕のしなりから、ヴァルナのメイスが鉄さえ砕く勢いで振り下ろされた。普通メイスでは聞こえない風切り音を立てて加速した重量級の破壊力が、衝撃となって空中のダッバートを叩き落とす。


 どんなに皮膚が硬かろうが、この衝撃に体内を揺さぶられない生物はいない。


 逃走という手段が遠のき、ダッバートは遺跡の上部に叩きつけられた。

 しかし、落下は終わらない。

 ダッバートが激突した瞬間、不自然なまでに脆く落下地点の岩が崩れ落ち、ダッバートは更に落下する。ダッバート自身辿り着いたことがない遺跡の上部だ。


 衝撃に悶絶しながらも耐え抜いたダッバートは悟る。

 ナーガだ。目を潰されていた間にナーガが自分と同じ魔法で岩を脆くした。

 ダッバートはここで初めてナーガに対する殺意を覚えた。

 この場を逃げ切ったらナーガも縊り殺すと誓った。


 そして自分が墜ちた夜空を見上げ、戦慄した。


「なにそんな半端な所に居座ってんだ。墜ちるとこまで墜ちるんだよ」


 ヴァルナが――全身から凄まじい闘志を噴き出して、メイスを天高く構えていた。

 次の瞬間に放たれる一撃の破壊力に疑いの余地を挟ませない、蒼炎の闘志を。


「俺の方が位置が高くて、投げるのが重量武器で、足を固定してのんびり狙えるって条件が揃ったら出来ることって、なぁんだ?」


 冗談めかした物言いに反し、その『答え』はメイスの投擲という極めて物理的な形で飛来した。弓矢の速度も見た事があるダッバートを以てして眼球で捉えきれない速度と威力を乗せて。


『グ、ゴ、オォォォォーーーーーッ!!』


 瓦礫が邪魔で回避は不可能。ヴァルナ式の『答え』が天の裁きの如く降り注ぎ、ダッバートは絶叫しながら全ての魔力を防御に回した。周囲の砂をクッションに展開し、両手で受け止めた。大砲の弾丸さえ防げるほどに堅牢な防御だった。


『――バガァッ!?』

 

 内臓がはちきれたのではないかと錯覚する衝撃が、体を貫通する。

 突き抜けた衝撃によって背中を預けていた床が一度、二度、三度と砕け散る。大量の瓦礫と共に落下し続けるダッバートは、そこで周囲の光景が目に映り、ぎょっとする。


 そこは、ダッバートが狩場にしていた遺跡三階だった。

 人間の腕力でそこまで落とされたことに戦慄を覚えつつ、しかしここならば態勢を立て直して戦えると思ったダッバートは床に落下するのを待ち――。


 ――不自然なまでに脆くなった床を砕き、更に落下した。


『~~~!!?』


 背中から伝わった衝撃は二度。

 そうして、床は漸く為す術のないダッバートをしっかりと受け止めた。

 ダッバート自身の重量と重力加速、瓦礫の重量によって罅割れながらも砕けることを拒否した床の上を、ダッバートはふらつきながら踏みしめて立ち上がる。


 非常に、危なかった。

 防御が間に合わなければ、間違いなく腹の中が潰れていた。

 もう武器とは呼べない形に変形したメイスが瓦礫に混ざって落ちてきたのが、ダッバートの受けた激烈な衝撃を物語っている。


 しかし、ダッバートは同時に疑問にも思った。

 何故、あの騎士は剣を突き立てなかったのか、と。


 だが、奇跡的な生存に気がほんの僅かに揺らいだダッバートは、間違いを犯す。現在、自分が置かれている環境を正確に把握する行為を、彼は一瞬怠った。


「――やれやれ、ヴァルナの奴も剣の一本でも突き立てりゃいいのに」

「馬ぁ鹿、腕で防がれたら命まで届かねぇかもしれんだろ? 反撃のリスク、逃走のリスク、全部考えて叩き落とすのが最良だと思ったんだよ」

「腕力で遺跡の床砕くのが『最良』ってちょっとナーガの我々には意味が分からないですね」

「そこはまぁ、ヴァルナくんということで」

「成程、つまりラージャ・ヴァルナということですね」

「そう、ラージャ・ヴァルナって三回唱えれば世の不思議は全て解決する」

「絶対嘘だから騙されるな同志!!」


 ――そこは、遺跡一階の広間のようなスペース。


 そこに、武装した騎士の集団と、集結した兵士ナーガ達が大勢集結してダッバートを包囲していた。特にナーガ達はぐるりと中距離でダッバートを取り囲み、たしたしと尻尾で遺跡の床を叩いている。それは暗に、この尾が次に叩くのはお前だと伝えていた。

 百人長サマーニーの峻酷な号令が響き渡る。


「倒す必要はない。反撃を許さなければいい。人間の戦士で言えば『ひっとあんどあうぇい』で……動けなくなるまで徹底的に嬲れ」


 次の瞬間、雄叫びを上げるナーガ達の尾が一斉にダッバートに降り注いだ。

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