モノノ町にひっこした ~モズモズゥさまに気に入られると、モノノケが見えるようになる? そんなの嫌なんですけど~

作者 たちばなゆえ

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★★★ Excellent!!!

引っ越してきた小学生の主人公が、友達やモノノケと触れあいながら新しい町になじんでいく児童文学です。

なんといっても、小学生の感情表現がウマいです。
作者様が子供心を忘れていないからこそ、嬉しさ、楽しさ、興奮、不安、悲しみなどをとてもリアルに描写でき、これだけ不思議でやわらかい文章を書けるんだと思います。

また、動物やモノノケのしぐさや鳴き声にこだわりがあり、キャラクターがより魅力的になっていて、作者様の動物好きが伝わってきます。

さあ、この小説を読みはじめて、あなたもモノノ町に引っ越してみませんか?

★★★ Excellent!!!

少し怖い場面もありますが、大丈夫です、そのあとは可愛くなります。

ツバサ文庫大賞向けの作品ですが、大人も子供も楽しめます。かわいく、癒され、時にはじーんときます。
「、」を多くしたり、ひらがな多めで、ツバサ文庫向けに作成しているところは、プロの腕前です。

キャラはどれもかわいく、終わってしまったのが残念なほどです。

読後感がいいです!

★★★ Excellent!!!

お父さんの仕事の都合で引っ越しが決定した主人公、ハル。
新しい環境ってだけでもドキドキなのに、引っ越し先であるモノノ町には、なんだか怖い噂があって……

小学五年生のハルは、少し気弱で大人しいタイプの男の子。
だから、新生活に不安でいっぱい。おばあさんといっしょにバスに乗って向かう最中も、憂鬱でなりません。さらに追いうちをかけるように、不気味なおばあさんや怪しい動物たちや人形、魔女も現れたり……

本作は児童向けホラーです。
なので、グロいホラーで血みどろタイプではありません。

精神的な不安からくる迷いや警戒心、気後れなどなど。
そんな揺れる心に立ち向かいながら、様々な存在に見守られ、成長していく主人公の姿が、作者さんらしい、読みやすく柔らかい文章によって描かれていきます。

この町に溢れているモノノケ。
ファンタジックな世界に迷い込みながら、彼らとの交流を楽しみましょう。

不思議はいつも身近にあるよ。
そんな優しさに包まれる、ホラー作品です。

★★★ Excellent!!!

新しい町、新しい暮らしと言うのは、どこか不安がつきまとうもの。それが大人でなくて小学5年生なら、なおさらだと思います。しかし、主人公ハル君に襲いかかる不安は、そんな環境の変化だけではありません。その新しくすむ町、モノノ町には、妖怪が出没するのです。

しかしこのモノノ町の妖怪は、何も怖いだけではありません。そりゃいきなり動く人形だののっぺらぼうだのを見ると、初めはビックリするでしょう。ですが話を聞いて触れあっていくと、思わぬ優しさや楽しさを知ることだってあるのです。

お化けや妖怪言う言葉に苦手意識を持っている方も、試しに読んでみるとどうでしょう。もし少し読んでみて、可愛いや楽しいと思ったら、モノノ町に住む資格は十分です。勇気を出してページをめくっていけば、怖いと思っていた妖怪だって、きっと最後には微笑まし存在として映っている事でしょう。

★★★ Excellent!!!

お父さんの仕事の都合で、モノノ町に引っ越すことになった、小学五年生の男の子、ハル。
だけどそのモノノ町は、妖怪が住んでいるというウワサのある、少し怖い所。友達と離れて、そんな怖い町に行かなければならないハルは、元気がありません。
しかし、いざ行ってみるとそこで待っていたのは、可愛い女の子の人形のモノノケや、キツネのモノノケ。それらは決して怖いものではなくて、ハルを優しく迎え入れてくれるのでした。

やっぱり少し、怖いこともある。だけど優しくて、友達になれるモノノケだっている。
モノノ町でたくさんの人や妖怪と出会って、ハルの新生活が始まります。