伝説‥16話〜ミクの意外な職業⁉︎
リュウキ達はリスティアに元の世界に帰る方法を聞いた…。
「そうですね…申し訳ございませんが、元の世界に帰る方法については…あまりにも、特例すぎて分からないのです…。」
そう言うとリスティアは頭を下げた。
「そうか…そうなると…他に帰る方法がわかる奴はいないのか?」
「そうですね…これはあくまでも本で読んだだけの過去の事で…本当にそれが事実なのかは分からないのですが…神々の塔に行けば帰る方法に関して何か分かるかもしれません…。」
「神々の塔ねぇ…ふぅ〜ん…これって…いかにも冒険やクエストっぽくて面白くなってきたね…ふふふ…。」
「おい…クロノア…これは遊びじゃないんだぞ…。」
「リュウキ…そのくらいは分かってるけどさぁ…何かありそうで…スリルがあって楽しそうだしぃ…。」
そう言ったのでリュウキは溜息をつき、それ以上は疲れるのでクロノアに言うのはやめた。
「…それで、その神々の塔に行くにはどうすればいいんだ?」
「そうですね…確か、その本に書いてあった筈ですが…。」
「リスティア先生…その本の事なのですが…もしかして、この本の事なのでしょうか?…先程、ミクと図書室で帰る方法を探している時に…面白そうでしたので部屋で読もうと持ってきたのですが…。」
そう言うとルナはリスティアにその本を渡した。
「…ええ…確かに、この本です…。」
そう言うと本を開き、リュウキ達に見せた。
「んー…見せられてもなぁ…これ、何て書いてあるのかな?」
「そうだな…確かに読めない…ん⁉︎…あー…そうだった…ミク…確か、あのスキル使えたよな?」
「あのスキルって…解読スキルの事なのら?」
「ああ…ミク頼む‼︎…俺達にも読めるように解読してくれないか?」
「んー…別に構わないけど…面倒なのら…。」
「ミク…解読スキルが使えるって事はトレジャーハンターだったの?…てっきり魔物使いか何かなのかと思ってたけど…。」
「クロノア…私はトレジャーハンターじゃないのら…これでも一応シーフなのら…。」
「あー…そうなのね…ははは…まっいっか…。」
そう言うとクロノアは、疲れそうなのでミクにこれ以上言うのはやめた。
「それじゃいくのら⁉︎」
《盗賊の開眼‼︎》
とミクが言うと本の文字がリュウキ達にも読めるようになった。
それを見たルナ達は
「凄いんだろうけど…俺達には、何て書いてあるか分からなくなったみたいなんだが…。」
「本当ですね…ミク…これって元に戻す事は出来るのですか?」
「あー…どうなのかなぁ…やったことないのら…あははは…。」
「じゃ…どうするのかな?…書き直さなきゃいけないんじゃないかな?」
そう言われミクは動揺しながら、
「んー…ど、どうしようなのら…後で元に戻す方法探しておかないとなのら⁉︎」
そう言うととりあえず後で本の文字を元に戻す方法を探す事にした。
そして、リュウキ達は本を読み始めたのだった…。
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