伝説‥9話〜ダルナドの…⁉︎
ここはシェルズ城の地下の祭壇のある部屋。
ダルナド達は同時に召喚の呪文を唱えた。
すると各祭壇に描いた魔法陣が一斉に、天井を貫く程の金、赤、桃色の三色の眩い光を発して周囲を埋め尽くし、そして3人の召喚に成功した。
そして召喚された3人は何が起きたのか分からずその場に佇んでいた。
…ダルナドは、シュウ・ライオルス 男性 本名、
…ユリニャは、クレイ・ディオン 男性 本名、
…ゲルドフは、マリリン・ハーブ 女性 本名、
ジルベイムは召喚された3人の者達を1人づつ見て廻った後、ダルナド達を自分の方へ呼んだ。
「良く…やってくれた…君達はやはり優秀な召喚魔導師だよ…これでかねてからの計画も進みそうだ…。」
そう言うとゲルドフはその言葉が気になり、
「あのー…計画って何ですか?」
「…ふっ…それは君達が知る必要はない事だ…さて…召喚した…異世界の者に事情を話さねばな…。」
そう言うとジルベイムはシュウ達の方に向かっていった。
そしてユリニャはその言葉があまりにも感じが悪かったので、
「にゃんにゃのかにゃ…確かにジルベイムさんは偉い人だとは思うけど…必要にゃいって…私達は、異世界の人達を召喚する為だけに…呼ばれたって事にゃのかにゃ…ただ…それだけの為に…。」
「ユリニャにゲルドフ…あのな…僕は…2人共ごめん‼︎」
そう言うとダルナドは杖を持ちユリニャとゲルドフに襲いかかった。
ダルナドは杖で素早く魔法陣を2つ描き、
《ビッグ フレイムバード‼︎》
と同時に召喚し、
「……2人を攻撃しろ‼︎」
そう言うと杖をユリニャとゲルドフ向けビッグ フレイムバードに指示を出した。
「ダルナド…にゃんのつもりにゃ?」
「ダルナド…これはいったいどういう事なのかな…。」
と言っていると二体のビッグフレイムバードはユリニャとゲルドフ目掛け炎の息を吐いた。
ユリニャは炎の息をまともに喰らいそうになったが、とっさに持っていた光の守りの魔法が入った筒を開けガードしようとしたが、ビッグフレイムバードは目の前まで来ていた。
そしてゲルドフも炎の息を喰らいそうになりとっさにアクアバードを召喚しようとしたが、間違えてノイズバードを召喚してしまい、騒音が響きわたった。
すると、何処からともなくユリニャとゲルドフの前に水の壁が現れ攻撃をガードし軽減させた。
ダルナドはそれを見るとジルベイムの方に逃げようとした。
しかしダルナドの前に1人の男が立ちはだかり阻止した。
…この者はナルザスの配下の者で、ヒューマンの男性、グラディス・アバロンであり、この城を見張っていた…
そしてダルナドはグラディスを見るなり、知っている人だった為に、不味いと思い逃げようとしたが、あまりの迫力で詰め寄られ動けなくなった。
グラディスはダルナドを見て睨みつけ、腕をつかみ頬を力いっぱい思いっきりぶった。
そしてダルナドはあまりの痛さに泣き出した…。
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