読み専がカクヨムに登録してみた。

まるて

第1話 web小説の読み専とは

 web小説をあびるほど読みたい。


 私は読み専歴15年以上にもなる

 根っからの読み専である。


 大学生の頃、web閲覧が出来る携帯を持ってからというもの、来る日も来る日もあらゆるケータイ小説サイトを巡り、読み漁っていった。


 元々本が好きではあったが、大学生ともなると荷物が多く、電車通学時に文庫本のひとつでも持ち運ぶのが億劫になっていた。


 そんな時、web小説の存在を知った。


 携帯電話一つあればいつでも好きな時に読めるweb小説に瞬く間にハマった。


 ケータイサイト全盛期でもあったから、

 二次創作でも

 オリジナル小説でも

 検索をすればいくらでも

 該当サイトは出てきた。


 何度も読み返したくなるような個人サイトの小説はいくらでもあったが、その当時の私は感想を書くという発想にはいたらなかった。


 トップページではなく作品ページにブックマークすることも日常茶飯事だった。

 PCサイトはしばらくするとアクセス出来なくなったので残念に思った記憶がある。


 アク禁という手段を管理人が取る。

 その事を知ったのはつい最近の事である。web拍手も押されると管理人が喜ぶという発想もなかった。目にする機会は多かったが、クリックするものだと言うことすら当時は知らなかった。

 そもそもずっと私は読み専だったので、個人サイトも投稿されている小説にも筆者や管理人がいるという発想になかなか行き着かなかったのだ。


 自分にとってはwebで閲覧できる

 たくさんの作品の一つでしかなかった。


 だいたい一回読んだら気がすむし、気にいった作品は何回でも読んだが、それを筆者に感想として伝えようと思ったことは無かった。最近までは。


 最近「かんこ」という語を検索ワードに入れた。私は艦これのことを調べようと、検索ワードに入れたのだが、そこから続きで出てきたのは、「かんこな」という聞きなれない言葉だった。


 かんこなは「感想が来ない」の略である。


 その時はじめて、感想に飢えている人たちの存在を知ったのだ。

 巨大掲示板のかんこなスレである。


 私は今まで、サイトや投稿をやめる人の辞めた原因は飽きる事だと思っていた。

 しかし、その時はじめて、感想や反応が来ないことで折れるひとがいる事を知ったのだ。


「えー、もう一月も更新ないじゃん。ブクマ外そうかな。」そう思ったことは私は過去に何度もある。

念のため、連絡フォームを探し「もう更新しないんですか?」と送ってみたこともある。


 それがひどい行いだったという事は

 そのかんこなスレではじめて知った。


 自動萌え生産機、そんなことは考えてもいなかったが、自分は筆者や管理人に対してそんな態度を取っていたのだ。


 webサイト全盛期の頃は「読み逃げ厳禁」という語を度々目にしたが、意味が分からなかったし、そんな語をトップページに載せているケータイサイトはだいたい作品も大したことなかったのでスルーしていた。


 反省した。

 あの頃、もっと管理人や筆者を思いやった行動を取っていれば、長く創作を続ける人もいたかもしれないのに。読み逃げ厳禁と書いていた中高生も、成長して良い物を書くようになっていたかもしれないのに。


 今も変わらず私はスマホで読める個人の小説にハマっている。読めば必ず「いいね!」を押すようにしているし、ネタバレにならないようなるべく感想も送るようにしている。


 感想を送った筆者のほとんどはとても喜んでくれる。が、感想を述べるのは本当に難しい。感想を書こうと思って小説を読み始めるとだいたい途中で嫌になってしまうので、感想のことは一度置いておいて、読み終わった時に何か印象に残ったものだけ、感想を伝えるように今はしている。

 分かりやすい褒め言葉とともに。

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