第9話橋をわたって木立のなかへ

行くてには、木がはえていた。石ではなく、植物の木が。蛍がたくさんいて、あかるい。

木は少しずつ増えていき、林になった。蛍でいっぱいの木立は、てんめつをくりかえしている。まるで、全体としてひとつの生命体として、呼吸し、鼓動しているようだ。

クリスマスツリーにまきついたイルミネーションのように、蛍たちは、木に群れている。ふらふらと飛ぶ。

猫が、光のなかをさきへとすすむ。少女は、夢のような場所にいるせいか、眠くなってきた、寝ないで歩いてきたし、くたびれてきた・・・。


ここは少女の夢のなかだ、横になってそのままねむってしまった、猫をかかえて・・・。

彼女は、別の惑星にいる。月の表面のような、銀色の地表、でこぼことクレーター。

ポストカードの図柄のように、いかにもそれらしい景色。宇宙空間に、星々が浮かび、円盤みたいなのが、飛んでいく。

遠くに、建造物がたっている、パステルカラーでドーム状をしている。

少女は、目の前に探している花をみつける・・・。

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