第8話地下世界

はってすすむ・・・、どのくらい進んだかわからない。

穴はしだいに広がり、たって歩けるようになった、発光する菌類かなんかが、ちらちらあるようで、ほのかに明るい・・・。

さらにさきにいくにつれ、鍾乳洞のようになってきた、うえからしたから、石の柱がのびている。水のしたたるおとがする・・・。

奥から、ゴウゴウと音が響いてくる。風か水の流れの音だろうか?それとも、危険な地底人間のうめきかなにか?


光がふえてきた、だんだん、蛍光色の岩の監獄のようになった・・・。

少女はたちどまった。光につつみこまれたあしもとに、水のながれがあった。向こう岸は、遠いのか近いのか、よくわからない。

ながれにそってくだってみる。橋がみつかった。人口のではなく、天然の。岩の橋。

わたっていく。もどりかたがわからなくなったし、進み続けるしかない。

どうやらわたりおえた。音の反響はうしろに遠ざかっていく。

猫は、たんたんと少女についてくる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます