デブ、異世界は突然に ~脂肪を溜め込んでレベルUP! この体にいくらかけたと思っているんだ!~

作者 三ツ葉亮佑

82

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★★★ Excellent!!!

工業革命以前、デブはモテた。なぜか。体力が物を言う世界だったからである。男も女もデブがいい、そう言う時代だった。だが、機械の発明は「痩せっぽっち」の機械工、そしてホワイトカラーを次なる性的魅力の王座へと登らせた。

この小説はそんな「痩せっぽっち」が台頭するこの世において、懐古的な魅力を放つ。デブは力、カロリーを味方に、武が物を言う。キレキレの文章に過去の王者を再び王座へと引き戻す。

私はこの作品が大好きだ。

★★★ Excellent!!!

 キレッキレの文章センスももちろん素晴らしいのですが、デイビット鷹倉が普通にかっこいい!
 彼なりのストイックすぎる哲学や、その体躯を体現したかのような圧倒的包容力、「食」に対する真摯な感謝の念……人間、かくありたいものだと、痩せっぽちな私などは思ってしまうわけで。
 
 時代が求めていたのはかっこいいデブだった!

★★★ Excellent!!!

肉まんひとつを純粋な熱に変換できるなら、関東一円は消し炭になるといいます。

なれば、この主人公が秘めた熱量はいったい如何程のものなのか! ニュートンもアインシュタインも度肝を抜かれるデイブの秘めた力は、放屁ひとつがツァーリボンバーを凌駕する生きたマンハッタン計画!

かつてファットなマンは本邦に於いて悲劇をもたらしたが、このファットマンは異世界に於いて悲劇を救う英雄になれるか否か!

読者三日喰いまくり即ち刮目して読もう!