第408話【終焉の日・その2】

「まず始めに滝さんと一緒に国会に向かったという話ですが

事実とは異なります」

「そこからですか?」

「えぇ、 まず滝さんとはノギクボ教の総本山で偶然出会ったんです

何やら情報が記されたUSBを手に入れたは良い物の調べる事が出来なかった

そこで調べるために出会ったのです」

「ふむふむ、 その情報とは?」

「国会に獅子堂一派が潜伏しているという情報です」

「偶然見つけたのでは無かったのですか!?」


驚愕するジム。


「えぇ、 私達は知らなかったのです

偶然、 滝さんが情報を持って来てそれで向かったと」

「滝さんの情報を疑ったりはしなかったのですか?」

「当然最初は疑いましたよ、 半信半疑で我々は国会に向かいました」

「なるほど、 それで?」

「そして国会に向かった時に78が騒ぎを起こして

対処しようとしたら国会に隠れていた獅子堂一派も現れた

そこで大乱戦ですよ」

「そこからは滝さんの話と同じですかね?」

「えぇ、 あれ以上の惨劇は今の所起きて居ませんね」

「・・・・・そう言えばスタンピートも起きて居ませんね」

「スタンピートは怪人が多く出現する事で

人間の怪人化が誘発されて起こる

一種の集団ヒステリーの様な物だったと推測されています

怪人の正体が人間だったと分かった現状ではスタンピートは起こらないのが現状でしょう」

「なるほど、 怪獣も出てきていませんけど此方は・・・」

「こちらに関しては何も分かっていない、 何ででしょうか」


首を傾げる捌。


「分からない事が有ると言う事ですね」

「まだまだこれからですね・・・他に聞きたい事は?」

「逆に読者の方々に言いたい事をお願いします」

「そうですね・・・

怪人は確かに人間の脅威と言えます

しかし怪人全てが悪では無いのです

怪人である事を悩んでいる人も居るのです」

「ありがとうございました」

「御疲れ様です、 ジムさん、 これから如何する予定です?」

「これから癒し屋さんの治療院に行こうと思います」

「癒し屋にもインタビューをするつもりですか?」

「えぇ」

「あまりお勧めは出来ませんよ」

「どうしてですか?」

「彼女はあまり口が上手とは言えませんから・・・

そうだ、 癒し屋の元に用事が有るので送って行きましょうか?」

「良いんですか? よろしくお願いします」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る