第341話【住民達は地下に避難した】

誠也達は移動したが次々とマンホールの中に入ってくる人々に面食らっていた。


「危ないからマンホールの中に避難する奴多過ぎるだろ・・・」

「そうか? この街の人口は5万人、 1%の人がマンホールの中に来ても500人は居るよ」


鶴瓶が誠也の言葉にツッコミを入れる。


「500人か・・・堂々と逃げるか?」

「それは・・・駄目でしょ、 私達の顔知られているし・・・」

「ジャアサー、 セイヤガゲンカクミセレバイインジャナイ?」


マーチンが提案する。


「そうするしかないか・・・」


誠也は怪人態に変身した。

そして出口のマンホールの傍に行く、 そこには人だかりが出来ていたが

誠也は幻覚を見せて人だかりを無力化した。


『よしよし、 じゃあ外に出よう』

「大変だ!! 怪人が・・・」


マンホールの外から入って来た住民が誠也の能力で酩酊し倒れる。


「・・・・・怪人が? 何だ、 如何したの?」

「・・・もしかして・・・これは怪人の仕業?」

『なるほど・・・合点がいくが・・・如何する?』

『待てぇえええええええええ!!』


マンホールの外から猫科の怪人が降りて来る。

誠也の能力で怪人は酩酊し倒れる。


「・・・・・」

「・・・・・」

「アッサリカイケツシソウダナ、 殺すか?」

『だな・・・』


鶴瓶が怪人達になって蔓で猫科の怪人の首を絞めて殺害する。

灰燼が爆発する。


「これで良し・・・と、 じゃあ行くこうか」

「そう・・・だね・・・」

『おい、 今爆発しなかったか!?』

『この中からだ!! 行こう!!』


次々と猫科の怪人達が大勢マンホールの中に入って来る。

そして次々と酩酊し倒れる。


「・・・ギャグか何か?」

「ウケルー、 ジャアミンナコロスカー」

「・・・・・待って」


ポナタが制止する。


「如何した?」

「こいつら・・・連れて行こう」

『何だと?』

「僕と・・・誠也の能力で・・・支配下におけるかもしれない・・・」

「ドユコト?」

「薬物で洗脳するって事?」

『そんな事出来るのか?』

「やった事無い・・・練習が必要・・・」

「練習ねぇ・・・」

『おい!! ここから人の気配がするぞ!!』

『本当か!! じゃあ行こうぜ!!』


まだまだ怪人達が入って来そうな気配である。


「・・・・・練習台には不足しなさそうね」

「・・・ダナ」

「運ぶのは・・・任せる」

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